日曜日は第7回パークランニングレースを走ってきました!
福島市のシンボルマウンテン、信夫山を舞台に行われるランニングレースです。
どんなレースなのかは前回の記事をご覧ください。
会場到着~アップウォーク~開会式
当日の受付時間は8:30から。レースが行われる信夫山に一番近い駐車場(ハローワーク)に停めたいよね~っていうことで、その一時間前ぐらいにはその駐車場に行ったのですがすでに満車。歩くこと1km弱の県文化センターへの駐車となりました。
見慣れた護国神社もゲートが立てられると雰囲気が出ますねー。
受付場所に行くと8:00にはもう受付開始してました。
受付に行くと、なんと25年ぶりぐらいになる高校のときの先輩が。あの時のやんちゃさを残しつつなんともお元気そうで何よりです。このレースは福島市の青年会議所が主催をしておりますので、運営されているスタッフの中にも知り合いがチラホラ。お世話になりました。
受付終えて陣地を作り、まだ時間がだいぶあったので、二女の3kmコースをおさらい、アップがてらに歩きました。
随所におもてなしの看板が。
なるほど。
なるほど2。
「有名な建物よりちょっと小さい山」とご認識ください。
陣地に戻る頃にちょびさん、ブタロウさん到着のご連絡。
TOMSAI家マラソン大会専属ちょびカメラマンは今回も良い仕事をしてくれました。要所要所で「はい、撮りますよー」と声をかけてくれます。ありがとう☆
諸々準備を終えて開会式へ。
コース監修のプロトレイルランナー真船さんのご挨拶。
体は大きく心は熱い。このイベントがどんどん大きくなってきているのには運営のみなさんの熱意、真船さんの熱意があるからですね。
東北のシャイボーイを含む我々は気合入れの掛け声もほどほどにスタート場所へ整列に向かいました。
パークランニングスタート!
今回の目標は、
- 怪我しないこと
- 1時間切り
です。さあ、いよいよスタート!
スタートから1kmぐらい行くと440段の階段が始まるのですが、そこで大勢で突入すると若干混んで上りにくくなってしまうので、スタートも前から4列目ぐらいの前方へ並び、スタートしてすぐ始まるそこそこの傾斜も頑張って上ります。
試走のときはスタート直後の上りが長く感じたのですが、レースともなるとテンション上がってるので短く感じましたね。もちろん息もほどよく上がりましたけど。
いよいよはじめの難所、440階段!
ここは序盤も序盤なので無理をしてはいけないのですが、かといってのんびりしていると1時間は切れないので、もうとにかく頑張るしかありません。
長げえ。
長げえし、暑い!
そう、ここにきて(というか序盤で)暑さが気になり始めます。当日も25℃ぐらいにはなっていたかと。汗はでるわ、のどは渇くわ、先が思いやられます。それでも試走時は階段を含む区間(1km)が11分10秒ぐらいだったのを9分50秒で上りきる。あー、足も肺もなかなかやられたよ、、、。
階段が終わったら「第二展望台」到着。そこからちょっとしたアップダウンのあるトレイル込みの区間。ここではだいたい同じぐらいの走力の娘の幼稚園の知り合いのSさんの後にぴったりとつきます。ここでも無理せず、これからもどんどんやってくるクセのあるコースに備えたい。
トレイル区間を終えるとまた「第二展望台」へ戻りつつ、今度は信夫山外周道路へ。この外周道路はダラダラ上るもしっかりと走っておかなければなりませんが、まあもうすでにヘロヘロでございます。
外周道路をなんとか終えると羽黒神社参道へ。
そして短いガレ場。歩きます。
そして羽黒神社の微妙に大きいわらじを眺めることもなく、ようやく一息つける下り区間となります。
もうこの区間ではできるだけ飛ばしてタイムを稼ぐしかありません。この下りが終ったら最難関の旧参道に入りますから足のダメージは抑えたいのですが、そうも言ってられない。とにかく1時間切りに向けて無心で駆け下ります。が、無心だったがゆえにか、この先このレース最大のミスをやらかしてしまう、、、。
目標達成危うし!
下って間もなくまたもや「第二展望台」へ。
この先にはイチゴエイドだったなあと思い、ふと目を先にやると、なんと前を走っていたランナーがこっちに向かって引き返してきます。
「え?!!え?!!」
ここまで「第二展望台」と赤字で書いたように、このコース、何度か「第二展望台」を経由することになります。通るところには白の矢印で白線がごちゃごちゃと描かれているんですよね。そんなところに前のランナーが逆走してきたもんだから、
「あ、間違った?!」
ってとっさに思ってしまったんです。もうそうなったら前にならえの日本人気質。前のランナー同様振り返り、一緒に間違った方向へ走り出してしまいました。
「第二展望台」分岐点からこのトイレを過ぎ、
この地点ぐらいまで来たところで(分かる人には分かる距離、100m弱ぐらい?)、
「あれ、ここさっき通ったよな、、、」
と思い返し、後を振り返ると、
「〇〇さーん!!そっちじゃないよー!!」
ちょうどこの分岐点で誘導係をしていた知り合いが、そう言いながら追いかけてきました。
嗚呼、やっちまった。
完全なるミスルート。
「やっぱりー!!間違えたー!」
間違いに気づいて速攻正規ルートに戻ります。約150mぐらい走っちゃったかな。くそー。正規ルートに戻るまで、もう1人私の後についてきてしまった人が1人いました、すみません。そして私の前を走っていた方はどうだったんだろう気づいたかな。私が気づいた頃にはだいぶ前に通っていた林の中へ消えておりました、、、。
正規ルートに戻り、完全に焦り、イチゴエイドスルー。
イチゴエイドでイチゴ食べたかったのにー。
エイドの女子大生からイチゴもらいたかったのにー。
もうこの時点で目標がやばいと思い出し、半分涙目。
試走もしてるし、信夫山なんて何度も走ってるのに。
なんなんだ、人の心理ってやつは。前の人が間違えなければ、、、。
それでも、、、ゴール!!
さあ、もう間違ってしまって目標がやばいとなると焦る焦る。
必死に下ります。Sさんを「道間違えたー!」と言いながらかわし旧参道へ。
このコースの一番つらいとこです、私的には。
ここから薬王寺まで距離にして5、600mかと思いますが、何せ傾斜が急(傾斜30%あるとかないとか)なので、ここまで足も肺もやられてきているのにさらに追い討ちをかけられます。
旧参道に入ってすぐもう虫の息。
もうおじいちゃんのごとく腰は曲がりゼーハーゼーハー。
うう、きつい、、、。
ここで下りで抜かしたSさんにかわされる。
ああ、もうだめだ、、、。
とテンションだだ下がりのまま、ゾンビのように歩き続けると、、、
「〇〇さーーん!!!(たぶん呼ばれたように聞こえた)」
応援の声が聞こえ、ふと目線をあげるとそこにはちょびさん、ブタロウさん、そらいろさんが!
おお、いいとこにいてくれるね~。
「走って!!60分切るには走って!!」ちょびさん、ブタロウさんsay。
こんなとこ走れるか!と思いつつ、ついさっきのミスルートした自分に対する怒りをぶつける。
「道間違えた!!」
「道間違えたわ!!(怒)」(2回言う)
応援に対してプンプンしながら応えるという(笑
疲労困憊で手を上げたりもできません。
それでも「走れーー!」という無慈悲なありがたい応援に背中を押され、薬王寺までの急登をなんとか歩き切りました。応援本当にありがとう!
急登を終え、エイドでコップの水を頭にかけます。
もうだいぶ暑くてしんどいです。
ここから眺めのいい烏ヶ崎まで踏ん張ればあとは下りのみ。
烏ヶ崎までの上りのロードとトレイルは瀕死状態。
ただただひたすらに前へ。
なんとか烏ヶ崎まできてスタッフの方とハイタッチ。
もうここからは全力しかない。
ちらっと時計を見るも1時間切れるんだかなんだか分からない感じ。残りの距離が正確に分かりませんから。それでもここまできたら力を出し尽くすのみです。
烏ヶ崎を抜けて舗装道路に入ったら急な下りも突っ走るしかない。
「ぬあーーーー!」
前ももバホンバホンいわせながら走る走る。
前方に真船さん発見。
「いいよー!ナイスラン!」真船さんsay。
ハイタッチしてさらに踏ん張ります。
いよいよ、ゴールのまであと少しの下り直線に来たときに時計に目をやると59分になったばかりのところ、
「うわーー、これギリギリっぽいー!」
激走。
激走モンブラン(by鏑木毅)。
猛ダッシュ!
猛ダッシュ!
猛ダッシュ!
時計ちら見しながら猛ダッシュ!
必死の形相で猛ダッシュ!(左に見切れるちょびさん)
ゴール間際にいろんな部門のランナーをかきわけゴーール!!
時計を見ると、
「59分50秒!」
うわー、ぎりぎりー。
間に合った。
二女もがんばった
ゴールしてへたり込んでいると、
「パパー!」
と、3kmの部で走ってゴールしていた二女がニコニコした顔で近寄ってきて、
「タイム19分切ったよ!」say。
「おおー、ほんとに?!がんばったー!」
試走時は19分50秒ぐらいでしたから、1分近くタイムを縮められました。
まだ完走証をもらう列に並んでいる途中ですが、二女が入ってきてちょびさんがパシャリ。いい仕事をしてくれます。専属カメラマン。
完走証をもらいしっかり1時間切りを確認し安堵。
安堵したところで再度思い出写真。
しかし二女がんばったなあ。
試走の時もアップの時も3kmコースをどう走るかの作戦を二女と話していました。スタート直後の上りは全力で走ったらダメ。呼吸が苦しくなったらすぐペースを遅くする。440段の階段では手すりを使えたら使う。ひざに手をやって太ももを押してがんばる。階段上りきったらあとは下りだから全力で。というような感じで。
タイムを見たら分かります、二女ががんばったのは。
階段も下りもがんばったからタイムを縮められたんです。試走の時はコースがきつくて弱音ばっかり吐いてましたからね。それを考えたらきついのを我慢して走ったんだなぁ(遠い目)。そして、今回のレースでは定点カメラがあってYoutubeで配信されていたのですが、そこに移っていた二女を見て驚きました。
四つんばいでがんばる二女!(涙)
親ばかですがちょっとうるっとしました。
この定点カメラをざっと見るに、四つんばいで階段を上っていたランナーは誰一人いませんでした。そういえばレース前のアップのとき、この440段の階段の始まりの一部が段の間隔が狭く、尚且つ急な箇所があるんです。そこで、こうやって上ったほうが楽かもーなんて手も使ってよじ登ってみたりしました。その経験からとこの地点はほぼ階段の終わりの方なので、もうきつくなってしんどいけどがんばるならこの四つんばいしかないと思ったのでしょう。周りの同級生よりガリガリのやせっぽっちで、スポーツテストの握力で5kgしか出せない非力な二女が必死に速く上れる方法を考えた末のがんばりです。よくへこたれなかった。すごいよ。
アップの時、階段上りきったらイチゴが出るエイドで準備していて、イチゴの良い香りがしました。もらって食べていいんだよと教えてはいたのですが、開会式のときに、同じくレースに出ていた一緒に習い事をしているお友達(何度もこのレースに出ている)が、
「〇〇ちゃん、途中イチゴ食べれるんだよー。美味しいよ。」
と言うと、
「イチゴ食べてる時間は無いよー」二女say。
うん、そこまでしてがんばった二女に乾杯。
ゴール後は参加すると付いてくる400円分の食券で二女が食べたいものを購入して軽くお疲れ様会の昼食を。この後は長女のフラダンスを見に会場へ。
長女の出番を待っている間に登る二女にも乾杯。
パークランニング、楽しかった
父も娘もがんばったパークランニング、楽しかったです。
今回1時間切りの他に怪我をしないということも目標にしていました。なんせクセがあるコースなので。で、その目標はどうだったかと言うと、試走時に大ダメージを食らった足が目立ったダメージなく走りきれたのです。これは収穫。
ひとつの要因はしっかりとテーピングなどをしたこと。
膝にはニューハレのVテープ。前回特にダメージがきつかった中足部、足裏にもテーピングをしっかりしました。またファイテンのパワーテープをふくらはぎ、足の付け根、肘の近くに貼りました。奥久慈へ向けてのテストも兼ねたものですが、やっぱりやるとやらないとでは違いがでます。パワーテープは若干実感が薄いけれども。奥久慈ではしっかりテーピングなどして望みます。
もうひとつは奥久慈へ向けてのならしとして履いたニューシューズクラウドベンチャーが良かったこと。
ダウンヒルに性能を発揮すると公式でも謳われていましたが、クッション性がとても良かった。試走時はペガサス34を履いていたのですが、下っている途中から足裏が痛くなってひどい思いをしました。今回ほぼダメージ無しです。GWに行った山練でもいい感じでしたし。トレイルでOnあるあるの石挟まりは一度だけありましたが、かなり大きめの溝にぴったりするような石でなければそこまで挟まるような溝ではありません。今回は運が良かったのか悪かったのか。昨年の冬に出たモデルなので、奥久慈終えた辺りでレビューできれば。
もうダメージが試走時とあまりにも違いすぎたので、家に帰ってから夕食までの間に、ここでさらに鍛錬!ということで、
ALSOKベスト(4kg)を装着して、追い飯ならぬ追いJOGです。
鏑木さんも言ってたと思います。追い込んだあとにさらに追い込めたら強くなる。追い込んだ後はボーナスタイム。みたいなことを。夕方まだ気温も下がりきらない暑めのところで、アップダウンがあるコース(自分比)を身体に負荷をかけて10kmの追いJOG。ふんわり足が重くなっているところでさらに鍛錬。奥久慈ではもっと暑くて足が売り切れた状態でも前に進まなければなりませんからね。奥久慈までもう2週間ですから。今まで怪我で足踏みした分、今度は怪我しないように注意しつつ走りこまなければ。
ということで、地元で知り合いも多く、みんなでワイワイ楽しく参加できたレースとなり、とても充実した1日でございました。
次は奥久慈!
なんとか完走したい!!
おしマイケルジョンソン。