2024 春

2024、春が来ました。

春と言えばFUJI100マイル。今年も走ります。これで3年連続の参加です。3年目となれば勝手知ったる感が出てくるはずなのに、今年は大会日程やら何やらが大幅に変更となって、その変更が遠方からの参加の自分にとってなんだか面倒くさい方向への変更だったりするもんだから、もうあとレースまで1週間前だというのにまだウキウキしていないという。これはもう今年がんばったらFUJIはもうお腹いっぱいかなと。

いや、楽しみは楽しみなんです。
年1回の100マイルのお楽しみだから。走力的にFUJIぐらいしか100マイルレース完走できないんだから、勿論、精一杯がんばります。でもねー、ここ最近がんばりたいレースまでの練習の積み方がどうも納得いく感じでまとまらないのですよ。

ちらっと近況を話しますと。

いつもだと2月にいわきのフルを走るけれども、今年は4月のFUJI100の練習をしっかり積みたくて、冬のフルは少々開催時期の早い勝田マラソンに変更。2023年大晦日まではまずまずな練習が積めていて、体感3時間15分ぐらい狙えそうな感じで来てたのに、正月、BtoBのロング走したらいつもの膝の違和感が出やがって。結局1月末の勝田前までうまく走れず、勝田当日はなんとかサブ3.5はしたものの不完全燃焼。それでもまだFUJI100まで2ヶ月半あるから、ここからはガシガシ体力つけて距離踏んでいこうと思いきや、娘二人の大学、高校受験があり、もう受験する本人よりソワソワしたりして、なんだかんだで大した距離も踏めませんでした。

とはいえ、娘二人ともなんとか頑張ってくれましてね、二人とも第一志望の学校へ進学を決めてくれました。これは嬉しかった。で、決まったら決まったらで次の新生活の準備やら何やらでこれまた走る機会を減らしたりしまして。もう、なかなかやりくりがしにくいんですよね。ああ、今日はもう疲れちまった、とかね。結局意志が弱いだけだけど。

 

そんで4月になり、早々に長女の大学入学式。娘よりワクワクして参加してきました。当日朝は娘新生活の地でジョグ。

普段と違うところをウロウロジョグが一番楽しいです。これから長女がどんな大学生活を送るのかすごい楽しみ。自分のようなクズな大学生となりませんように。

時間も雰囲気もピリッとした入学式も終わり、さてさて家に帰りますかなと、いよいよ今日から一人暮らし、家を出る長女と大変センチメンタルなお別れをした帰り路、なんか調子悪くなってきて、家に着いた途端、急激に喉の痛みと熱が。。。なんかヤバそう。帰って早々就寝するも翌日起きたらさらにヤバイ。

ふらふら病院に行き、かかりつけのいつもの先生が、なんかコロナっぽい目してるから検査しとくねって。さらにヤバイ。結果陽性。初陽性。やっちまった。どこでもらったんだよっていう無駄な邪推をしつつ、もうどうしようもないので自宅療養へ。それまで走れないとは言いつつも、週一ロング、月間ギリ300kmは走ってたから、いよいよこっからきつめのロングをする週だと意気込んでいた矢先のコロナ。もうがっかり。

 

コロナもなんだかひどくて。喉が燃えるように痛いし、38.2℃ぐらいの熱がずーっと続きやがりました。きっちり5日病んで。今度は高校入学式控えた二女がやばいかと思ったけど、思い返せば、初めは二女だったんじゃねえか、という疑惑もある。けれども、このコロナの波は妻だけにとどまり、三女も感染せず。いや、あの状況の中で感染しなかった三女が一番すごいかも。

 

二女の入学式には何とか間に合って、保護者不在の最悪の事態は免れたけれども、体調の方は喉枯れや咳が2週間たった今でも残っています。結局FUJI100に向けて大事な時期をこれまた潰してしまいました。なんか最近のレース前はこんな感じばっかりです。

さて、FUJI100まであと一週間、今は何とか走れる状態にはなったけど、当日どんなもんでしょうね。3年目、結構自分なりに頑張りたかったけど、練習が思うように積めなかった今、もう安全に完走することしか考えていません。準備も全然していないので週末がんばります。

 

あ、もうひとつ賑やかになったことも。
昨年12月、いろいろと受験にやられて不安定になってきた長女の癒しになればと、猫を飼い始めました。

ペットショップの掲示板で保護猫里親探しの張り紙を娘たちと見に行って、もう一目でお迎えしたいとみんな思った猫ちゃんに出会いました。当時はまだ2ヶ月、ほんとに小さくてかわいくて、トライアル期間からもうこれはみんなで運命だと思い、家族にお迎えすることとなりました。

初めからみんなで溺愛。長女の癒しにももちろんなったけれども、溺愛しすぎて今度は勉強に手がつかないという。ちょっと不安になったけど、結果、みんなうまくいったし、長女は一人暮らしで家を出るのに、愛猫と別れるのが一番つらかった言い、大学生活がようやく始まった週の週末に、猫に会いに帰ると言って速攻帰省してきました。まあ、そんな遠くないからいつでも帰ってきていいんだけどさ。ま、そのうち大学生活にも慣れて、帰ってくる回数は減ることでしょう。あ、来週も帰ってくるらしいです。

そんなこんなで、2024春、スタートしております。

2月、現況など

寒い。
一月下旬の大寒波から寒の内の今まで、ずーっと寒い。凍りそう。

今現在のランニング状況と言えば、なんかいまいち、というのが正直なところ。去年の年末に膝に違和感が出て、そこからというもの、通常時は特に痛くもなんともないので、走れば徐々に出てくる違和感と闘いながらのランニングをしてきた。原因としては、まあ、疲れが溜まってきていたのでしょう。膝上あたりから足の付け根までの足回りがずーっと張っている感じ。ちょこっと休んでも張りが抜けないし、ちょこっとゆるいジョグをしても張りが出る。なもんで1月はダニエルズ練習もほぼできずタラタラ走っていました。

なんせ2月末には何年振り?3年?4年?のいわきサンシャインマラソンがあるので、PBは狙えないとしても、よく頑張ったなと思えるぐらいの走りはしたい。もう1ヶ月切ったけど、どうだろうねえ。

フルの後は4月の100マイルレースが待っている。今の時点でフルのPBはなかなか難しいと思うところで、もう100マイル練習に切り替えようかなと思ったりもするけど、それはそれでどちらも中途半端になりそうで嫌な部分もある。フルを全力で走れば1週間は動けないし、それならフルをほどほどにして100マイルにつなげたほうが良いよね。結局はどちらを優先するんだという自分の目標次第なんですけど。

どっちもがんばりたい。

先週の日曜日、道路が凍ってて走れないので、近くのトンネルで練習してたら、エリート級の知り合いランナーさんも走ってて、こちらはキロ4で1本3分のインターバル×5本をしてたんだけど、途中の1本ちょうど一緒に走れるタイミングになって1本一緒に走った。「㌔4で」と言ったんだけど、㌔3分半ぐらいになった。そのペースでも余裕で話しかけてくる。私400mでタレる。やっぱり速い人はすげえ。

とにかく1ヶ月続いている膝の違和感が早くなくなってほしいのと、寒波が去ってほしいのと、虫歯治療した歯が削った後もしみるのやめてほしいのと、甘いのを際限なく食べる病を治したい。

甘いものって中毒性あるよね、きっと。
今日は節分。豆まきの日です。

私的感想箱根駅伝

正月と言えば箱根駅伝ですよね。
箱根駅伝大好きです。娘たちには見てると煙たがられるけど、今年はスマホで見れたので、2日3日はもう箱根駅伝垂れ流しでした。いい正月だ。

今年の箱根は駒澤の優勝。強かったー。区間賞は一人だけなのに、他のメンバーがみんな区間上位で誰も外さなかったのはすごい。ベストメンバーじゃなくても全然強い。今年で大エースのレンタザワは終わりだけど、駒澤来年もなかなか強そうです。総合力は今年を上回るんではなかろうか。

さて、ここでは個人的な感想を少々。


・一区の超スローペースは見てるのは超つまらないけど作戦としてはあり。
去年は初っ端から突っ込んだ中大の吉居大和さんが区間新で熱い一区だったけど、今年は学連選抜の新田さんの一人旅。順位に関係ない学連選抜の飛び出しだから、どの大学もついていかず、ジョグのような集団走はやっぱり見ててつまらない。誰か2年ぐらい前の東海塩澤さんのような勇気のやるやつはいねえのかとやきもきしましたね。ただ、スローペースでしてやったりの監督選手はいただろうなあと思うとそれはそれで見ごたえのある一区でした。

・福島人はやっぱり学石出身選手を応援しちゃう
今年もいっぱい学石出身の選手が活躍しました。中大中澤さん、青学横田さんは特によかった。その他、城西林さん、東国宗像さんも頑張ってた。ちょっと残念だったのは東洋松山さんと早稲田山口さんが走らなかったこと。二人とも強いランナーだから来年こそは走ってほしいなあ。

・駒澤の選手のフォームが綺麗
レンタザワは前傾強めの独特なフォームだけど、他のメンバーみんな誰が見てもきれいだなあと思うであろうフォームでした。特に3区篠原さん、7区安原さん、8区赤星さん。綺麗すぎる。

・一番熱かったのは3区終盤青学と駒澤のデッドヒート
鈴木芽吹さんは個人的に好きなランナーで今回何とか頑張ってほしいなあと思ってたけど、あんなすごい走りを見せられるとは。あれだけ抜きつ抜かれつっていうのは見たことないような気がする。

 

・沿道の観客いっぱい
すごい沿道の応援でしたねー。あれは選手の励みになりますね。よかったよかった。中にはテレビに映りたいだけかよって観客もいたけど。中でも何区か忘れたけど○○なし学院ってプラカードを無表情で持っている男が移った時にはちょっと引いた。

・シューズがヴェイパーだけじゃなくなった
去年は9割ほどの選手がヴェイパー履いてたけど、今年はアディオスプロとかメタスピードスカイとかいろんなシューズ履いてましたね。どんなシューズを履いてるのか見るのも楽しかったです。中でもアディオスプロ3が多くて、いいなあとよだれ垂らしながら見てて、ふとネットショッピングサイトを見てたらなんと安売りしているプロ3が私のサイズだけある。。。察し。

・6区のタイムは58分切りが見たかった
4年ぐらい前の青学小野田さんの初58分切りに東洋今西さんの人間じゃねー発言は有名で、その発言の翌年、東洋今西さんがその人間じゃねー小野田さんの記録破って区間新を出し本人も人間じゃなくなり、そのまた翌年東海館澤さんが57分前半の区間新で化け物となったりする面白い6区。今年も誰か化け物でないかなあと思ってみてたので、そこはちょっと残念でした。

・ガッツ枠石原翔太郎が好き
ガッツあふれる走りの選手が好きです。ちょっと前の選手で言うと駒澤の片西景とか東国の伊藤達彦とか。終盤めっちゃ苦しそうでフォームも暴れてるのに粘る選手が良い。今年は東海が弱かったからあまり注目されてないかもだけど、ガッツ石原はエースの集まる2区で区間4位だから素晴らしい。来年も2区ガッツ賞の有力候補。

・山の妖精
福島人は山の神が好き。今井柏原神。ここ最近はちょっとの活躍でも山の神かと崇められそうになっている選手が見かけられる(テレビ局がそうしたいだけか)が、今井柏原神野にはまだまだ及ばない。なので山の神とまではいかないけど頑張った選手がちょっとニックネームをつけられたりする。今年はチームの監督が着けたらしいが、山の妖精が出てきました。走りはなかなかすごいのに、なんか妖精と言われるとそんな速そうじゃないのはちょっと損ではないかと感じた。あと、激坂王登りの部で山の妖精に1分ほどの差をつけて優勝していた城西チームメイトの斎藤さん、本当は2区ではなくて5区走りたかったのではないかと思ったりして。

・駅伝男
駅伝に強い選手っていますね。外さない男。今回で言うところの青学岸本さん。怪我であまり顔を見なかったこともありましたが、出てくるとやっぱり期待通りの走りをする。すごかったなあ。青学の駅伝男と言えば田村和に一色、林、森田など。青学がめちゃくちゃ強い時で輝かしい成績を残し、卒業後はみんなGMOに行ってこれはニューイヤー駅伝GMOすごいだろと毎回思うんだけど実業団になるとみんなそれほどでもないのは何故だろうか。

・ムルワとムルア
2区で並走していた留学生創価ムルワさんと山梨学院ムルアさん。ムルワとムルアが走っているだけだけど、なんとなくほっこりとした。

・最後まで当日変更しない
立教、創価は当日変更なしで潔くていい。

駒澤大八木監督勇退
三冠とって大八木監督が勇退。残念ではあるけれどテレビには解説やら何やらで出てきそうだからそんなに寂しくない。そして後任が藤田コーチで結局福島なんで何も心配なし。大八木監督お疲れさまでした。


・解説OBの人選
テレビ解説にはOB枠があって、今年は元帝京星さん、元東洋宮下さん、元青学の飯田さんと元駒澤の佃さん。いつもOB解説は真面目なので、いつかブレイクスルーする人、ゲームチェンジャーな人が現れるのを期待します。

 

・個人的MVPは
今年の箱根駅伝で個人的MVPは中大の吉居大和さん。初めから思いっきり突っ込むスタイルが好きだし、あの2区でラスト垂れずに盛り返すラストスパートは圧巻。中大の総合2位の流れは間違いなく吉居大和が作ったものでしょう。

以上、私的感想です。
もうすでに来年の箱根駅伝が楽しみで仕方ありません。来年はどんなドラマが生まれるんでしょうね。ではまた一年後。