adizero Boston 8はいいシューズだと思う。【adizero Boston 8レビュー】

ボストンのレビューの前に

先日の日曜日、MGCがスタートする前にガチ目で走って両方の足裏にマメができました。これからのマラソンシーズンで履こうと思っていたOnクラウドで。これはあかん。今シーズンのフルはサブ3.5必達であり、レース中にトラブルになったらかなわん。

ということで、

 

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いろいろとためしばき~

そんでこの中から1足お買い上げ~

想定外の出費だけどしょうがないね~☆★☆★

どれを買ったかは後日。

 

試し履きした印象を写真上から少しだけ。

店員さんが明るい女性で、楽しく試し履きできました。

 

①HOKA ONE ONE RINCON

8月に発売になったHOKAの新作。クッション性と軽量を両立させ、なおかつスピードにも対応できるとのこと。持ったときに見た目とは裏腹の軽さときたらびっくり。こんなに厚いのにこんなに軽いのね。履いてみると確かに軽く、HOKA特有のメタロッカー機能(ゆりかごのように足を前に出すのをサポート)も感じる。そしてすげえクッション。ボストンよりフニフニフニフニ。これは足にやさしそうだけどスピード出したらどうなるんだろうか。それとアウトソールの補強がちょっと少ないような。。。軽量化のためなんだろうけど、フニフニのところで着地してたらすぐ削れてしまいそう。あと、ワイズがDでジャストすぎるか。アッパーは若干固めっぽく、これも耐久性にちょっと不安。履いてたら伸びてくれるだろうか。甲、足の横側のフィット感は紐の結び方、ソックスは薄手、で対応はできそう。ただ、走った時ちょっと楽しかった。

 

②adizero Japan 4

ボストンがすごくよかったので、ジャパンもきっといいだろうと思って。ボストンよりも少しレース寄りで使用できればと思い試し履き。HOKAの次に履きましたが、履いたときの安心感というか安定感というかがものすごい。The安心。ワイズがEでストレスなし。トゥーボックスもちょうど良さそう。そりゃあHOKAの後に履けばソールは薄く感じますが適度なクッション性も感じる。ボストンよりは固めの接地感。ゆえに反発はボストンよりあるだろうか。とりあえずこれを履いとけば間違いないと感じさせるものがある。これがアディダスの伝統なのだろうか。

 

NIKE ZOOM FLY 3 ピンク

店員さんが、「MGC見ました~?これもぜひ履いてみてくださいよ~☆」って言うもんだから試してみました。

なんじゃいこりゃ。

第一印象はこれ。

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階段の段差につま先が飛び出てる感じ。

なんかめっちゃ浮いてる。浮いてない?

店員さんが「独特ですよね~、不安定で酔う人もいるみたいですよ」って。

ちょっと小走りしてもなんか違和感しかないんですけどorz。

「フォアフットでスピード出したらすごいんですけどね~」って。

そうなんだ。クッションがあって、歩き出すとコロンコロンってする。ナイキのこれ系のは初めて履きましたが全然走れる気がしない。それでもシューレース周りやシュータンのあたりのフィット感、アスリート感はすごくて、これ履いてたら気分も上がるだろうなあっても思いました。これを履いてフォアフットでスピードに乗って軽快に走ったらかっこいいだろうなあ。。。いっそのことこれ履いて訓練してみるとか。。。このピンクかっこいいと思う。

 

NIKE ペガサス36 どピンク

「これも可愛いですよね~☆」店員さんsay。

んー、すげえピンクだな。さすがにピンクすぎないかい。

履いた感覚はほどよい固さのクッションとアッパーのフィット感はグー。それとこいつは「かかと」がすげえ。かかとに対するフィット感がピカイチ。パコっとはまる。パコっとじゃなくてカチっとかな、いやピタっとか。とにかく「かかと」が気持ちいい。すげえピンクだけど。

 

あと、Onのスイフトも履きましたが、土踏まずを押されるような感覚と、Onにしてはごつい印象がちょっと合いませんでした。

さてさてニューシューズについてはまた後日。

 

adizero Boston 8に出会えてよかった

本題のボストンのレビュー。

今の率直な感想は「ボストン8、いいシューズだと思う」です。

出会いはRUNNETのボストン8モニター企画に当選したのが始まりで、これがなければ将来アディダスを履くことはなかったかもしれない。シューズに対する視野を確実に広げてくれました。個人的な感想の前に、ボストンが発売された頃の記事をいくつかどうぞ。

mag.onyourmark.jp

mg.runtrip.jp

mg.runtrip.jp

ラントリップの記事には専門家の意見がたくさんありますのでそちらで十分なのですが、ごくごく私的な感想をこれから書きます。

 

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オレンジの鮮やかなボストンが届きました。

これで青学の一員になった気分です。

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(青学陸上部ツイッターより)

ほらー、鈴木塁人に引っ張ってもらってる感覚になれるよ。

 

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足を入れた時の第一印象が「優しい」。

その表現はアッパーのフィット感とソールの素材、ブーストのクッション性からくるものだと思います。とにかくしっくり包まれる感じがします。重さは約240gぐらい。重すぎず軽すぎずちょうどいい重さ。

 

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シームレス(つなぎ目がない)のアッパーはストレスを感じさせません。

夏本番の7月から履き始めましたが、特に蒸れて大変ということはありませんでした。通気性もよいと思います。

 

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白い発泡スチロールみたいなのがブースト。

フニフニのクッション性があります。はじめの頃はこれほどフニフニのシューズを履いたことがなかったので、常に芝生の上を走っているような感覚でした。しかし、ただフニフニなだけではなくて、その上に固めのミッドソール(?)もあり、反発性もすこし感じれます。

 

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一番外側のソールはコンチネンタル製。

このグリップはすごい効きますし、耐久性もありそうです。雨のハーフ(東和ロードレース)を走りましたが、結構グリップ効きました。

 

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これは走行距離が200kmになったときのアウトソール。

 

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個人的にかかとの外側、中足部の外側が減りやすいですが、減りがまだほとんどない。おそらく1000kmぐらいは余裕でいくんじゃないですかね。

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ひとつ個人的に残念だったのはかかとのフィット感。

ちょっと高さが低いのかな。走ってて抜けるまでは全然いかないけれど、かかとが浅い感覚がどうしてもはじめの頃ありました。そこは紐の締め方などで対処はできそう。シュータンはやわらかいです。

 

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7/1から今まで約370km走りました。

ジョグ、インターバル、ペース走、レース(ハーフ)で履いてきましたが、どの機会でも心地よく履くことができています。クッション性は足に優しく、足へのダメージも少なく抑えてくれますし、しっくりくるフィット感はスピードを出しても安定感を感じさせてくれます。

私の今の走力(サブ3.5目標)ぐらいであればフルも全然いけそうです。ちょっと重さはありますけど。後半まで足を守ってくれるんじゃないかな。ただそれ以上になるとどうか。㌔4のインターバルもいけましたが、そのペースで3時間となったときにどうか。よりよいシューズは他にもありそうです。

しかしながら、これほど安心感があって万能なシューズは初めてでした。ていうかそれほど多くのシューズを履いたわけではないですけどね。あくまで自分比ですが。今、これからランニングを初めようとしていて、シューズどれがいいかなって聞かれたら自信を持ってボストンは勧められます。足に優しく、スピードもそれなりに出せて、長持ちする。いいです。こいつを履きつぶしたら練習用に2足目も考えます(ただ、こいつのおかげで下駄箱の肥やしになったシューズも。。。)。

 

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モニターの仕事もインスタでしっかりと。

 

runnet.jp

 私が当選したモニターの記事はこちら。

もしかしたらこの中にも私がいたかもしれない。東京に住んでいればね。

 

最後にもう一度。

adizero Boston 8はいいシューズだと思う。

 


竹原ピストル - 俺のアディダス~人としての志~(Short Edit)