【第57回伊達ももの里マラソン大会】「ノースリーブ勇者、PB更新」

まずは結果

ノースリで大会出たら勇者、と言われたら勇者になるしかない。

そして勇者、5kmPB更新にて走って参りました。

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6月8月頭に出したPB22分47から約1分縮めたのだから上出来だ。

近場の大会なのに初めて出た。この辺では人気の大会なのでどんなもんかなあとワクワクもしながら。

走る前に大会の状況を少しレポート。

 

朝駐車場

会場まで家から約30分弱。しかし、日曜の朝となれば交通量は少なくスイスイ。駐車場は会場近くのところから何ヵ所も細かく点在している。早く行けば近くなるし、遅くなれば遠くなる。一緒に出るRC会長から、早く行かないと駐車場遠くなると聞いていたので早めに出る。駐車場到着6時半目標で。

会場が保原中央交流館なので、福島市内方面から行くなら、保原小学校近くの駐車場がベスト。参加者に送られる案内には2ヵ所★マークで駐車場ありだった。★マークが2個だけだったので、2箇所しかないのかなあと少し不安はあった。

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奥に見える白い建物が保原小学校。とてもモダンな小学校。案の定満車。道路挟んで反対側JAのほう。

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満車。

しかし、近くに行くとスタッフに誘導され、そこから側道に少し入ったクリニックに停めることができた。道路近くはさらに30分、6時ぐらいには到着していないとダメだろう。ただ、その近くに停められるところを数か所確保しているようだったので、満車ばかり目立ってもまだチャンスはあり。

結局、会場まで400mぐらいのところに停めることができた。停められないとかなり歩くところになるらしいので早めの到着をおすすめする。

 

会場周辺事情

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逆光交流館。

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まずは参加賞を引換。ちゃんと参加賞の種類が選べるので、選択したところに行ってもらう。看板を持ったスタッフがいるのでよい。

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事前特別賞あり。

レース後にゼッケンから抽選券をはがしてもらい、抽選タイムあり。賞品は豪華だが、当選は子どもの部3名、大人3名のかなり狭き門。ただ、大人の部門はすべて参加者が走り終えてからになるので、その頃には帰ってしまっている人多数。その場にいないともらえないので、最後のホノルルマラソン出走権は11人目の人がもらえた。その前の10人は当たったのを知らないまま人生を終えたいぐらいの話しだ。屋台なども出ているので、私たちは腹ごしらえしながら抽選を待っていた。

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スタート前の屋台。走り終えた選手が多くなってくると並ぶ。伊達の鳥や桃入りのソースを使ったハンバーガーなどもあった。

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伊達ももの里、というだけあって桃屋さん多数。試食もたくさんできる。私、桃アレルギーのため全く堪能できず。

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交流館脇、ゴール目の前の脇道みたいなところの日影に陣地確保。今年は体育館が使えないとかで、外や裏側に大きなテントがあり、そこが休憩所になっていた。人は多い。

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スタート地点。召集場所はスタート地点から100mほど後ろにあり。通行止めになるまではアップする場所がほぼないので注意。通行止めになっても、すぐに招集が始まってしまうので、ほぼアップ場所はないと思っていた方が良いかも。

時間に余裕はあったので、二女の2kmコースを下見に。

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歩道は広い。

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(グーグル地図より)

1kmコースだとちょうど折り返し地点ぐらいにアップダウンあり。こんな感じの坂を登って降りたところが折り返し。高低差はそれほどでもなく上り距離も短い。あとは平坦。子どもたち、特にうちの子はここ辛いだろうなあ。

 

トイレは仮設とか建物の中とか使用できる。仮設は行っていないが、結構並んでいるようだった。試走の際、近くにセブンがあり、そこで二人とも済ませた。出た頃にはそこもちょっと行列ができていた。

 

二女スタート

いよいよ二女2回目のマラソン大会。

スタート時間10分前まで召集場所に集合。早めに移動する。RC会長の娘ちゃんも同級生で一緒に参加していたので、二人で召集場所に並ぶ。初対面の二人、自己紹介を促しても恥ずかしがり超小声。スタートを待つ間、スタート、ゴールまで恐らく会話なし。おいおい、もっとフレンドリーにいけよ。

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8月末はまだ夏。暑さを考慮して、召集場所のすぐわきにも給水所がある。さすがマラソン100撰の大会。行き届いている。待つ間にも喉が渇くし、熱中症にならないように走る前にも少しでも水分は取っておきたい。

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召集場所からスタート地点まで誘導されていよいよスタート。道路の左車線はスタート、右車線はゴールと、どんどんスタートしてはゴールに戻ってくるので、大会が始まるとわりとごちゃごちゃ感がある。それでもスタッフの誘導もスムーズで全然ストレスは感じない。スタート地点に来たが、初対面の二人、無言。

いよいよスタート。

メガホンで30秒前、20秒前とアナウンスするが、最後はカウントダウンしないので、いきなりピストルがなる。慣れてない二女は驚き、前が動き始めたのに合わせて、なんだかよく分から無さそうな雰囲気で走り始めた。

2kmはあっという間なので、ゴールの右側車線で待機。8月頭の練習で、2km11分半かかっていた。夏日で30℃超えていたから大変だったけど今日は朝で涼しいから、周りに流されて早く帰ってこないかなあと期待しながら。

1位の子、すごい速さ!6分台で帰ってきた。女の子もランシャツランパンのクラブの子はえらい速い。7分台半ばぐらいできた。続々くる中、10分過ぎたところでようやく見えてきた。少し頑張ったみたいだ。会長の娘ちゃんもすぐ後ろ。

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応援するもそれに反応できないぐらいへばっていた。

それでも最後がんばって、記録10分29秒。良くがんばりました。

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部門別60数人中25位。クラブの月1,2回の練習しかしてないわりにはね、良く走ったかな。ただ、父的にはもっと練習して走れるようになったら面白いのなと思っていて、また機会があればマラソン大会に出ていこうと思う。本人次第だけど。

 

さて勇者の登場

毛深く、走力が低い者にとってノースリーブを着て走るのは憧れ。

そんな者がノースリーブで大会出たら勇者と前回の記事。

tomsai.hatenablog.com

 ノースリーブ着て走る。

そう決めた前日からもうワクワクと不安でちょっと楽しかった。何も試しで着るのなら、ねえ、知り合いに会う可能性のある近場の大会ではなく、遠征した時に着ればいいのだが、スッキリ快晴、短い5kmのレース。ノースリで颯爽と走れたらかっこいいじゃないと恥も外聞も捨て勇者となることを決意した次第。

 

ノースリに着替えて召集場所へ。

気分は走れる男。

しかし、ノースリの着心地はとてもいい。背中半分はメッシュになっていててスース―する。いいぞ。いつもの半そでにはない肩回りのすっきり感。いいぞ。

召集場所に行くと、5kmの部の看板が。

 

「5km20分以内」(だったと思う。19分以内とかだったかも)

 

「5km20分以上」

 

気分は「5km20分以内」だったが、すーっと伏し目がち「5km20分以上」へ移動。

そうか。5km20分切れると結構な優越感に浸れるのだ。そう思うだけで少しがんばれる気もした。

 

「5km20分以上」のところでストレッチしながら待つ。いつかノースリで20分切ってやると心に秘めながら。そして、10kmの部が10分前にスタートした。スタート全員通過まで5分位かかったらしい。3000人ぐらいいたからか。

待つ間、司会の方が言う。

「頑張らないでください!タイムを狙うなら他に良い大会がいっぱいあります!」

この時期のマラソンはそれほどきついということだ。暑くて頑張って倒れたら最悪。皆さん頑張らないで楽しんで帰ってきてと、なかなか良いアナウンスをしていた。

 

さて5kmの短い勝負。

スマホは二女に預けて戦闘モード。

 

スタート地点へ。

勇者、けっこうやる気みなぎる。

 

カウントダウンなしのいきなりスタート。

目標は平均ペース4分30。とはいえ、最後にぐっと上げられるわけでもないだろうから、最初から気持ち速めに行く作戦だった。

天気は快晴。日差しはあるが、とても清々しい感じ。

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これはゴールした後だがこの時期にしてこの気温は雨の時の気温で、快晴でこの気温はある意味奇跡。湿度もそれほど高くなくていい。

 

スタート直後少し混雑したが、あまり蛇行しないように、同じようなペースの人を探しながら進む。ノースリが良い感じだ。腕を振っても肩に当たらないので、とてもすっきりしている。いいぞ。

 

最初の1km、4分23。

なかなかいいペースだ。やはり大会ということもあって、周りに引っ張られるし、何よりもノースリで気分が高揚している。自分はそこそこ走れると、脳をだますこともいいことなのかもしれない。ノースリ着て遅いとちょっと恥ずかしいぞという勝手な偏見を言い聞かせれば、速く走らないわけにはいかないのだ。

 

2km、4分26。

ちょっとしたアップダウンを越え、平坦に。帰りもう一回アップダウンあるぞと冷静に考えられてもいた。これもノースリ効果か。ノースリでこの程度のアップダウンでへばったらかっこわるい。

折り返しが見えてくる。早い。もう半分だ。息はそこそこ上がってきてるような気がしたが、まだまだ気力十分。折り返しで前のすれ違うが、わりと前目にいるのも分かる。参加者が多い大会はファンランも多いので、この程度のスピードでも前目になる。いいぞ。このぐらいならノースリでも恥ずかしくはない。

 

3km、4分24。

いい。体がいつもより動く。応援も多い。自分の前に大きな被り物をした人がいて、この人だけは抜きたいなと思った。姑息にも後ろについてゴール直前でかわすことも考えた。その前には一人の女性。ノースリで女性に負けるわけにはいかぬ(実際、結構な女性たちに負けているのだが)。この二人をロックオン。

 

4km、4分28。

序盤、気にかけていたアップダウンで案の定若干落ちる。しかしこの上りで数人パス。ノースリだから上りも頑張るしかない。上りきったらラストスパートだと考えていた、あと1.5kmのところぐらいだったろうか、右側を招待選手の星創太選手が駆け抜けていった!10分前にスタートしたのにもう?!当たり前だがスピードがすげえ。そんな走りを間近で見れて良かったが、私はノースリ。10分前の10kmの部の選手に抜かれるなんて。まあ、しょうがないよね遅いノースリだから。その後も10kmの部の選手数名に抜かれる。10kmに出てた勝手にマイコーチにだけは抜かれなくてよかった。でも勝手にマイコーチ、練習不十分の中、35分切り。

 

5km、4分05。

アップダウンが終わり、いよいよラストスパート!

まだ動く。動くぞ。

被り物パス。

女性パス。

よし。

最後の花道、全力ノースリ。

ラスト100mぐらいは3分30ぐらいでダッシュできてた。インターバル効果だ。いや、ノースリ効果か。

 

ゴール、21分49(ネット)。

やりました。あらゆる恥ずかしさを押し殺してノースリ勇者になった甲斐があった。

1分近くのPB更新!

がんばった。

 

ほんとあっという間に終わってしまったが楽しかった。とても気分良く走れた。

 

ノースリを着て、、良かった。

 

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レース後は腹ごしらえ。

がんばったご褒美にいか焼きやらバナナチョコやら食べ物三昧。

来年も出よう。10kmは猛暑になったらほんとに死にそうなので、また5kmでもいいかな。シーズンに5kmでは物足りないし、この時期だからこそ短い距離を走ってみてもいいかも。

 

その時はもちろん。

 

ノースリーブで。