【2019 OSJ安達太良山トレイル50K 完走記】③CP2~GOAL

CP2~CP3【約13km 約844mD+ 3時間40分】

CP2をがんばって出るもののもう結構しんどい。。。

この区間がこのコースの中で一番重要な区間だと思います。もう、なんていうか体もメンタルも結構やられる区間なんですよね。ただし、この区間をなんとか乗り切れば完走はぐっと近づいてきます。もうがんばるしかない!

CP2を出てほんの少しロードを登ったらすぐトレイルの入り口。

ロードからトレイルに切り替わるところって急登なこと多いよね。。。ああ、またきつい登りだと思いつつ、腿に手をあててひたすら登る。

するとすぐ上から一般の人から声をかけられた。

一般「がんばってください!」

私「ありがとうございます。。。」

ほぼ下しか見ていないので上から誰が来たのか分かりませんでしたが、その声かけでふと顔を上げるとその一般人は同級生でした。

同級生「おー、〇〇くーん!きたー!」

私「あー、ここにいたのねー」

せっかくなんで一言二言会話したかったけれども、この急登止まったら次の一歩がきつくなる。。。

私「ごめん、今止まったらめっちゃきついんだよー、ありがとうー」

同級生「おー、いいよいいよ、がんばってー。写真だけ撮らしてー」

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パシャリ。

私「今年もきついけどがんばるよー」

ほんときついところで応援をもらうと元気が出ます。ここからまたひたすらゼーハーゼーハー。もう泣きそう。

 

この急登をずーっと登っていくと、鬼面山が見えて小さくランナーが見える。「ああ、あそこまでもうすぐだぞ」と思わせておいて一回下る。ここ鬼畜ポイント。一旦新野地温泉に迂回させるんですよ!なんでよー、そのまま鬼面山へ行かせてくれ。。。

新野地温泉でちょっとロードに出て旅館の前を通る。

温泉入りたい。

やさぐれているので走れるロードも歩く。

そんなロードもあっという間ですぐに鬼面山から箕輪山へ向かうトレイルへ。

ここが勝負。

登っても登っても終らない。

もう3~4回ほどよい岩で座って小休憩しながら進みました。

前方に箕輪山とそこを登るランナーが見えたりする。

それがもう果てしなく遠く感じる。

心が。。。

 

折れない!!

箕輪山到着!

クソがっ!

 

よーし、ここまで来ればあとはCP3の塩沢登山口まで6kmの下りだ。

6km。。。

いやいやこの6kmの下りは走れるところがあってはずだからなんとか時間的にはなるな。ここで完走は確信しました。ただタイム的には去年より遅いかも。。。

箕輪山山頂から歩行区間で息を整えてしばらくするとほどよく走れる区間へやっと到着。もうここはがんばるしかない。すげえ息を切らしながら走れるだけ走る。㌔730が関の山だけれどそれでもこの走れる区間でNさんや他数名のランナーをパス。テンポが出てくると下りはなんとかなった。早くCP3、早く!

と自分比で気持ちよく下ったのも4、5kmか。ふと気づくと下りの傾斜が急にきつくなる。ああ、こんなだったそういえば。気持ちよく下った後に急な下りって結構きついんすよ。走った分足を使ったところでえっちらおっちらしなきゃいけない下りがきつい。

もう、たのむ、早くCP3!早く!

耐えに耐えてようやくCP3が見えてきた。時計をみると去年より20分も遅いじゃないかー。ちょっとがっくりしたけど、完走は何とかなりそうだし、CP3にはブタロウさんがいる。走ってCP3到着!

 

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去年のCP3

到着してバーコード読み取りをしているとブタロウさんが。

ああ、なんか安心する。

私「もう、食べ物受け付けなくてさ。。。」

ブタさん「ブラックサンダーないですけど、ちょびくんがコアラのマーチどうぞって」

私「ああ、いいや。。。ごめん、ありがとう」

ブタさん「大丈夫っすか?」

こんなでした。

ただやっぱり話し相手がいるのは気が落ち着くのでいいですね。

「もう、バスに乗りたい」「きつい」「いや、ここまできたらもういくしかない」とかなんだかんだ話してるとちょっとでも充電されてきます。しかもブタロウさんが水を補給してくれたり、ほんのりサポートしてくれたりしてありがたい。

よーしラスト行ってくるわ!

エイドのバナナを無理くりふたつ口に入れて(バナナは食べれんのかい)ゴール目指して出発!

 

CP3~ゴール【約8km 約602mD+ 2時間3分】

CP3でライトチェックしていざゴールへ。

ここからの塩沢登山道は油断しては行けません。この最終盤にきてなかなかのアドベンチャーコースなのです。

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こんなところや。

 

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こんな鎖場、岩場があり、右側はかなりの高さの崖のため落ちたらやばいです。

 

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そしてこんな川渡りを計6回です。

この写真だとなんでもない感じですが、もう暗いし、川に落ちたらそれなりの水量だし、ほんと気が抜けないんですよ。この区間、もちろん上りはゼーハーしますが、このアトラクションで心臓バクバク。

とにかく馬車道馬車道まで来ればもうゴールはすぐそこ。

ひたすら我慢の上り。

もうあたりは真っ暗。

上るにつれて看板も見えてきて、時計の高度とにらめっこしてもうすぐ馬車道

きた、馬車道

やった。

もう上りはなし。

よかった。

馬車道を出てすぐ天然エイドがあります。

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(ネットより拝借)

金剛清水だったかな。

練習でもお世話になる天然エイドで、ここでもう必要のないグローブを外し、手でめちゃくちゃ冷たい水をすくい頭にかけまくり。口をすすいで顔を洗う。

そしたらなんということでしょう。

めっちゃすっきり。

なんか走れそうな気がするー。

ここからもうあとはがむしゃらに走りました。

速くて㌔700とかですけどね。

こんなスピードでも真っ暗だし、足元は悪いしで走るのも難しいんです。

ただ練習で何度も走っているのでそこはアドバンテージ。

林道で10人ぐらいはパスしました。

ハーハー言いながら、前方にランナーの明かりが見えたらそれを目標にがんばる。

それを繰りかえしがんばっていたら、ここまで去年のタイムからだいぶ遅れていたのだけれど、なんとか同じぐらいの時間でゴールできそう。

ゴール間近足元が砂利で良くなってきたところで最後のラストスパート!

㌔3ぐらいの気分の㌔5でラスト!

ゲートが見えてきたー。

少し前にランナー。抜きたい。

ぐぬわおー。

最後のゴールシーンをなんとブタロウさんが動画を撮っててくれました。

 

OSJのMC「お、後からスパートかかってます。はやっ!」

ぐぬををおー。

 

ゴーーーール!

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やりましたー、なんとかゴール!

OSJのMC「ナイススパートでした!」

 

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ぐはあ。

ううっ。

出し切った。

結局去年より3分も遅いけど出し切った。

ラストの区間は去年より10分早く帰ってきたし。

去年は最後の馬車道全く走れなくてめちゃくちゃ抜かれたけど今年はがんばれた。

最後までよくがんばりました。

 

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ゴール後、動けず笑

 

本当はもっと早く帰ってきたかったけど、これもまた今の実力です。

もっともっと練習して、いつか明るいうちに帰ってこれるようにがんばりたい。

 もう来年は。。。と道中何度も思ったけど、このままじゃ止めれないや。

安達太良さん、今後もどうぞよろしくお願いします。

 

つづく