MGCと週の振り返り

昨日のMGCすごかったー。

その感想と週の振り返りをば。

 

MGC無事録画観戦まで

9/15日曜日の朝、早朝からガチ目のハーフを走って(後述)からの地区運動会へ。

中々よい天気。自分はもうMGCのことしかほぼ頭にないので、二女がキャッキャキャッキャといろんな種目に参加しているのを横目に、人数が足りなかった玉入れだけ真剣に参加しました。結果はビリでしたが。

この日の午前中の最大のミッションは、MGCの結果を知ることなく家に帰り録画を見ること。そのミッションを達成するべく、対策もいろいろしていきました。

まず一番問題になるのはスマホ。情報の塊。このときばかりは最大の敵です。運動会中電源を切っておけばいいだけの話なのですが、妻からいろいろ連絡が来る予定があったので切れず。とにかくなんか知らぬ間にたくさん入ってるのアプリの通知が届かなくなるように設定変更。妻からの連絡はLINEではなく電話でするように指示。もちろんSNSは見ない。

次の問題は人。私が趣味でマラソンをしているのを知っている人はそれなりにいるので、ラジオやワンセグなどで見ながら参加している人に要注意。会話は極力運動会の話題をするようにしました。しかしながら対人間だとなかなか思うようにもいかず、、、

知人「おはようございますー、あれMGCでないんですか?笑」

おー、早速ぶち込んできたな。

私「いやー、出たかったんですけど運動会で我慢しておきますよ。」

ありきたりな返事で。

知人「しかし、設楽びっくりしますね。。。」

おいおい、ちょいまてちょいまて。

私「あー、今スタートしたところですよね。僕も楽しみで録画してきたんで、終ったら見ようかと。。。今日は何に出るんですか?(もうMGCは終わりや)」

あー、設楽がスタート直後飛び出したのね。察しますよねー。実際は想像の上をいっていましたけど。

と、最初だけちょっと雑音が入ってはしまいましたが、その後はなんとか上手いこと逃げ切ることができました。運動会が終ってお昼過ぎ、車に乗り込むときにはエンジンかけた瞬間(テレビがすぐ映る)、音量を下げ現在地ボタンを連打(地図表記にする)。家に帰ったらテレビをつける前にビデオを起動しておいて、お昼のニュースとかで内定の報が目に入らないようにするなど細かい努力をしつつ、なんとかMGC観戦スタート。

 

MGC感想

録画でしたのでスタート前までの放送は飛ばしましたけど、なんか国歌斉唱がすごかったらしいですね。そしてスタートと同時に飛び出す設楽!知ってた。けれどもあんなに逃げるとは思いませんでしたねー。

㌔3で自分のペースで走る設楽はかっこいいなと思いました。それと同時に設楽に付く人が誰もいないことにちょっと物足りなさも。中盤までこれはひと枠は設楽で決まるかみたいな雰囲気でしたもんね。んー、設楽らしいなと思いつつも、自分をある程度制御できる術を彼が身につけたらもっと速くなりそうな気もするんですけどね。次の東京マラソンで確実に日本記録狙ってくるので今から楽しみです。

それにしても井上はどうしちゃったんでしょうか。一発勝負のMGC、体調、ピーキングを上手く合わせられなかったのでしょうか。期待していた佐藤悠基、山本憲二も特にいいところもなく終ってしまったのは残念でした。

中村は今年特に積極的にレースに出ていたわけではなくて大丈夫なのかなあと思っていたのですが、ここ一番のために集中していたんですね。

 

f:id:TOMSAI:20190916105917j:plain

道中の走りからのスパートはしびれました。

 

f:id:TOMSAI:20190916105947j:plain

そしてゴールの直後の恩師大八木監督とのハグ!

 

f:id:TOMSAI:20190916110029j:plain

めちゃくちゃいいシーンでした。

中村匠吾が男になった瞬間です。

 

服部勇馬も強かった。ここ一番の気持ちの強さは今の日本長距離界で一番なのかもしれませんね。大迫に離されてからの追い上げはとんでもないメンタル。弟の弾馬には「次はお前の番だ」とはっぱをかけたと言います。さらには兄達のために家を継いだ末の弟も誇らしく思っていることでしょう。

大迫はこのままでは満足せず、東京マラソン出てくるでしょうね。設楽との勝負がまた見れるとおもうとワクワクします。ピアスがセクシーだった。

鈴木健吾も見せ場を少し作りましたね。目が力強かったし、設楽を集団で抜くときには一気に加速して強い意思を感じました。ラスト帽子を後かぶりにしたのも個人的にはかわいいなと思った。

神野もかっこよかった。ユニフォームもヘアバンドも。いろんなプレッシャーの中最大限の力を出し切ったことでしょう。彼には今後トレイルとか走ってほしいなとか思ってしまいました。本当の山の神になるために。

 

などなど見所満載の一発勝負のMGC。見ているほうもドキドキワクワクのレースでした!あ、女子の小原さんがまたわずかに内定届かずでくやしいです!

 

先週の振り返り

f:id:TOMSAI:20190916111805p:plain

 なんかまだOSJ安達太良の疲労が奥に残ってそうな気がしながらぼちぼち練習開始です。

 

9/9(月) EペースJOG 60分 ㌔5:49

んー、このEペースがまだまだ楽にはなってはきません。Eペース10kmでも翌日それなりに疲労感は残る。Eペースは今現在の自分の走力の基準になるので重要だなあと思う。

9/10(火) 傾斜10%トレミ 50分 (7km/h45分+9km/h5分)

今までやってきた鏑木トレミ(仮)ですが、傾斜15%を一時間だとやっぱりきついのでちょっと負荷を下げました。オールアウトからインコントロールへの切り替えの一環でもある。今の自分にできる、コンスタントに継続できるちょうどよい負荷を考えて行きたいと思います。傾斜とスピード、時間をほどよく走り続けられるようにして、ラストの5分だけスピードアップ。それもがむしゃらになる手前までで。

f:id:TOMSAI:20190916113300p:plain

この1時間から50分への変更はメンタル的にはすごく楽に感じる。これであれば練習前に気が重くなることもない(傾斜15%のときはそれなりの覚悟が必要)。ただ単純に楽にするだけではなくて最後少し追い込むなど工夫しながら今後もやっていこう。

9/11(水)ランオフ
9/12(木)ビルドアップ走 1段3km×3+1kmフリー

いつもなら閾値走かなーというところだったのですが、はてブロのライバルたちが岩本式BU走で快走しているのを見て久しぶりにBU走に。ただ岩本式BUは自分にとってちょっと怖い、故障に繋がりそうなメニューという頭になってしまっているので、ここも無理せず1段3kmに変更。逆にそれだと負荷がもう少し欲しい気もするので、ラスト1kmフリーで走ることに。そのフリーも全力の手前までを意識して。

設定ペースは㌔455-㌔445-㌔435で。1段目をレース目標設定ペースとし、そこから1段ずつ㌔10秒上げ。ガーミンでワークアウトを作成し実施。

f:id:TOMSAI:20190916114307p:plain

特に問題なく完遂。

ラスト1kmはもうちょい上げれそうなところもフォームが崩れない範囲で。

 

f:id:TOMSAI:20190916114456p:plain

ワークアウトで設定ペースの範囲を設定すると白い線が出てくるのね。

許容範囲は目標㌔455に対し、遅いペースは+2秒まで、速いペースは+5秒までとした。1段目のレースペースでの心拍の上がりが、涼しくなってきたこともあってか、抑えられてきているので、この辺を加味しながら今後のBU走のメニュー設定は考えていきたい。1段を4kmにしたり、設定ペースを徐々に速くしたりして調整。

9/13(金)JOG+WS3

元岩本信者にとってBU走とインターバルのセット練が頭にあるので、今回はトレミで実施。10分ゆっくりジョグしてから、600mを13.5km/h(2分40秒)で1本、200mを16km/h(45秒)で3本、その後20分ほどジョグ。レストは90秒。ジョグの中にピリッと刺激を入れると身体もちょっと軽くなった。

9/14(土)二女とジョグ 50分

事情があって使わなくなったガーミン(メルカリしようと思ってた)735を二女へ誕生日プレゼントとしてあげた。

f:id:TOMSAI:20190916115527j:plain

二女が最近走ることに対するモチベーションが下がってきていたので。

これで練習をするようになってほしいなあ。あと、使わないのでメルカリで売ろうと思ってたのですが、これからチャレンジするであろうロングトレイルの時に時計を2個持っていく人がいることをしり、レース中電池が無くなってきたら「充電」ではなくて「交換」もひとつの手だと思い、売るのを踏みとどまりました。

 9/15(日)ハーフ走

 朝4:20起床。本当はゆっくりペースで長く走ろうと思っていたが、足の状態もよく涼しそうだったのでハーフをぴりっと走ることに。結果、

f:id:TOMSAI:20190916131514p:plain

300mほど長く走ってハーフPBとほぼ同じタイム。ということはおそらく1時間38分台。なぜかガーミンで自己ベストと認識されず、、、。

後半は少しタレましたが、練習で1人でハーフ100分切りは収穫です。ただハーフのタイム的な目標を1時間35分、㌔430ペーストするとまだまだだなあという印象。

そしてひとつ不安が。

速めのペースで走ろうと思ったので、いつものフルのレースシューズ、Onクラウド(新型)でスタートしたのですが、中盤ぐらいで足裏にマメができる感覚が出始め、練習後にはきっちりと両足裏に1個ずつマメができてしまった。新型クラウドだとたまにこういうことが起きるんだよね~。原因はおそらく2重構造のインソールだと思うんだけど。

あと、1日たった今日の足の状態。なんか筋肉痛がひどい。前回東和ロードレースでボストン履いて走った翌日とは比べ物にならないぐらい。走ってるときにはボストンより軽くて反発ももらえていると感じながら走っていたが、クッション性がボストンよりない分足にダメージがきてると思う。んー、これはこれからのレースシューズを考えなければいけないな。

クラウドがこんな感じな反面、ボストンの自己評価がやっぱり上がってしまうよね。練習後運動会へ行くのにボストン履いたらそのやさしい包まれる感じに安心感が。ボストンでフルもありだな。フルのレースシューズ再考、要検討。

 

こんな一週間でした。

これからはあと一ヶ月後に控えたトレイルに向けて、もっと傾斜トレミで上り強化をしていきたいところ。がんばろう。

 


noodles Ruby ground

 

MGC予想

いよいよMGCですねー。

楽しみ!

しかし。

当日は地区の運動会。

録画をして運動会が終ってから見ることになりますが、果たしてこのご時勢に「結果」を目にすることなく録画を見ることができるでしょうか。それが問題。スマホの電源を切る、車のテレビつけない、帰って家のテレビをつけた瞬間すぐビデオにする、あとは何だ。スポーツ好きな地域のおじいちゃん(運動会だけに)と話をしない。そんなところか。

では勝手にMGC予想を完全なる個人的主観、願望を大いに交えて。

 

勝つランナーとチームメイト

MGCの勝者は「強い」ランナーが勝つとよく言われたりします。

MGCは一発勝負でペーサーがいない。いざ勝負となったときにメンタルの強さであったり、勝負強さ、運の強さなどの「強さ」を持っていないと勝負に勝てません。かといって強いだけでもダメで、結局、最終的に勝つランナーは「速くて強い」ランナー。一発勝負なので番狂わせがある可能性は十分にあって、そこはマラソン好きにとって楽しみですが、全選手このMGCに最大限のピークを持ってこようと努力してきているので、どんな結果であってもMGCに出場する全てのランナーを称えたい(ずいぶん上から目線)。

 

トップ10予想

ではでは私的TOP10の予想です。

 

1位 大迫傑

2位 井上大仁

3位 設楽悠太

4位 佐藤悠基

5位 服部勇馬

6位 山本憲二

7位 神野大地

8位 中村匠吾

9位 橋本崚

10位 今井正人

 

やっぱり今の日本では大迫傑でしょう。

速さと強さを持ち、早くから世界に目を向けた中でトレーニングをしてきたのが、日本記録更新からオリンピックへ向けてと目を出し始めているところだと思う。彼にとってMGCはゴールではなくその先。その意志が誰よりも強そう。

次いで井上大仁

最終盤トラックまで設楽悠太ともつれて競り勝つイメージ。気の強さは最後までMGCを面白くしてくれると思うし、大崩れをするイメージがないのも強み。

3位は設楽悠太

ゾーンに入ったらトップもありうる。ゴールドコーストで2時間8分はきっちり切っており、強さも兼ね添えてきているのではないか。ただやっぱりどこか危うさを感じるのは気まぐれな雰囲気がそうさせるのかも。巷の予想が大迫、井上が押されているのを見て奮起するのかしないのか。マイペースでいければやっぱり強いかもしれん。

4位は佐藤悠基

経験が大きい。年齢を重ねてきて、ここが最後の勝負だという想いが一番強いか。いきなりの日清廃部の報も彼にとっては奮起する一因となるかも。

5位は服部勇馬。

服部勇馬は大好きなのでトップを取ってもらいたいし、いける力もあると思う。しかし、まだ発展途上のような気もしてる。あと2,3本フル経験したら最強になるんじゃないだろうか。家業を継いだ三男の後押しがさらに順位を上げるかも。

6位は山本憲二。

今年3月のびわ湖での外国人に挑む走りがいい方向へ向いてきたのでは。日本では珍しい長髪ランナーが一矢報いる。弟修二がルーキーイヤーでまだまだ目立っていないので、山本家を引っ張るのは彼だ。

7位に神野大地。

ちょっと願望もありつつ。ケニア合宿の成果をぜひ出してもらいたい。そしてセルソースのユニフォームもかっこよかったので何とかがんばって欲しい!サインありがとうございました。

8位、中村匠吾。

MGC出場を決めてから2019年はそこまでレースに出場せず、練習で虎視眈々と上位を目指してきたのかな。持ちタイムは速いので、どこまで上積みできているのか。レースの勝負勘は鈍っていないのか。

9位、橋本崚。

大学時代は神野らの陰で辛酸をなめていたかもしれないが、ここにきて上位に顔を出し始めている。GMOの青学後輩達にもここで一発いいところを見せたい。

10位、待ってました今井正人

大好きな選手なのでがんばって!福島の星。無条件応援。30kmで一旦落ちてからの最終盤の粘りを見せて欲しい。

 

あとはマラソン経験が少ないものの、そのスピードで上位に食い込むかも知れないのが藤本拓。MGCにはトヨタ勢が4人いて、服部プリンスだけにはいいところを持っていかれるわけにはいかない。また、暑くなれば岡本直己。北海道マラソンでの好タイム、ベテランのかたい走りが功を奏したりして。もう1人、めちゃくちゃ泥試合になったときにガッツ園田。35kmから彼がテレビに映りだしたら泣きそうになる。

 

あーだこーだ書きましたが、本当にワクワクしますね。

瀬古さんもワクワクしてると思います。

あ、女子は小原選手を応援しています。個人的に。

 

そしてまず何よりも結果を知らずに録画を無事見れることを願って。

 

インコントロール

最近意識をしている言葉。

「in control」。

インコントロール

 

この言葉を目にしたのは、海外の大学で陸上競技をしていた方のブログを読んだ時。

ameblo.jp

(すみません、無断リンクですがためになった記事なので)

海外ではまずオールアウトはしない。

高い負荷を保ちつつ、常に「in control」(制御できる範囲内で)を意識する。

と言う記事。

 

国、文化が違えば考え方もいろいろ。

日本がだめ、アメリカが正義とはっきり区別するようなものではないと思いますが、ああ、なるほどなーと思った。

 

日本人全力しがち。

これはあると思う。

限界突破。毎回全力投球の美徳。精神鍛錬。侍。ストイック。

そういうものに関して日本人は敏感であると。特に昭和を過ごしている人にとって。かく言う自分も昔の部活は水を飲むな、練習で出せないものは試合で出せない、一挙手一投足常に真剣に、などという指導のもとがんばってきた青春時代がある。全力が正義だった。

私自身のランニング練習、特に初期の頃を少し考えてみると、やはりポイント練習と言うか負荷の高い練習をやりたがっていたと思う。短時間の練習であっても思いっきりゼーハーゼーハーすることで達成感も感じていたし、回数をこなせれば走力も徐々に上がり自信になった。

ただ、全力(オールアウト)ばかりの練習は続かない。

たいてい怪我をする。

つらくてやりたくなくなる。

そうやっていろいろと覚えてきたところはあるけれど、何度も怪我を経験したからこそ「無事これ名馬」といったような格言が身にしみてくるものである。コンスタントにトレーニングを持続できることが重要で、その時に意識するのが、「in control」。

 

疲労度を上げず、次の練習を気分よく迎える。

ひとつひとつの練習の意味を考えて継続する。

タダがむしゃらに走らない。

 

よくやりがちなのが閾値走がTT(タイムトライアル)になってしまうこと。

みなさんご存知ダニエルズ提唱の閾値走は「心地よいきつさ」でという設定ペースがあるが、今までの傾向では(私の)たいてい設定より速いペースでは入り、そこからペースを落とすのがなんとなく嫌(日本人気質?)なのでそのまま行き、終盤1km上げれるだけ上げて20分後オールアウト、みたいな。もうちょっとでPBじゃん、みたいな。

そうではなくて、科学的な根拠に基づいた設定ペースと自分の今の走力をしっかりと認識した上でペースを設定しないと、その閾値走という練習メニューの目的そのものから外れてしまうということなんでしょう。

 

何事にも簡単な近道はない。

コンスタントに継続するためにインコントロールで。

よし、今夜は今からトレミで傾斜がっつりつけてゼーハーするぞー。

インコントロールでね。

 

あ、上で挙げた記事の中に「アメリカ人シャツ脱ぎたがり問題」というのがちらっと出てくる。この夏、めちゃくちゃ暑いときに、人通りがほぼない激坂コースでTシャツを脱いで走ってみたらちょっと爽快だった。かといって、まだ贅肉満載のボディを人前にさらすことはできないし、夜メインのランニングで住宅街を上半身裸だったら通報がくるのでできないけれど、100%人が来ない確約があるならTシャツ脱ぎたい。

もう残暑で今年はないが、来夏へ向けて体をしゅっとさせていきたいと思った。

 

おしまんじゅうたべたい