「ヴ」表記がなくなる?!
おいおい、そんなことよりもっと大事な法案あるんじゃないの~とか思っちゃった。「ヴ」ってそれなりに文化的価値があるんじゃないのかなとか。
発音しにくいといえばしにくいけど、上唇と下唇を閉じながら「ヴ」ってやって、「それはベルディじゃなくて「ヴ」ェルディだから!」みたいな、こどもの時分によくやったようなドヤ顔ができなくなってしまうじゃないか。
河野外相は、
河野太郎外相は28日の参院外交防衛委員会で、「本来なら『V』の発音だが、無理に『ウ』に濁点を付けるよりバ行の発音に合わせる方が適当だ」と説明。「国民に定着した表記、分かりやすさ、発音のしやすさを優先すべきだ」と語った。
と言ってるみたいですが、「無理」につけてるんじゃなくて「V」だから「ヴ」であって、難しくてもそこはなんとか頑張りたいでしょー。言葉自体が持つ雰囲気が無くなってしまうのはちょっと悲しい。
「ヴェ」と「ベ」は違う。
ヴェイパーフライであってベイパーフライではない。
「ヴァ」と「バ」は違う。
ヴァン・ヘイレンであってバン・ヘイレンではない。
「ヴォ」と「ボ」は違う。
カート・ヴォネガットであってカート・ボネガットではない。
「ヴィ」と「ビ」は違う。
ヴィム・ヴェンダースであってビム・ベンダースではない。
「ヴゥ」は、、、なんかあったけ?
「ヴ」がなくなるとなんか雰囲気なくなるなー。
ベイパーフライじゃなんか速くなさそうだもの。ヴェイパーだから速そう。ていうか、「ヴ」の発音ってみんなできてるのかな。もちろん自分もね、できてないと思う。そもそも正解がよく分かってない(笑)正しい発音ができないのに残ってるならそれはそれでなくてもよいというのは分かるな。河野外相の言うとおりだ。
「ヴ」についてなんか気になった方はウィキでもどうぞ。
と、ここまできたところで、最初に貼ったNHKの記事をよく読むと、「外国の国名を表記する際に」と書いてあることに気づいた。巷にある「ヴ」が完全に無くなるわけではないのね。そうか。
「ヴ」がなくなるのはそれはそれで困らないけど完全に無くなるのは寂しいよねという記事でした。