天国と地獄【はが路ふれあいマラソン2016】天国①前日~スタート前

記憶が鮮明なうちに、平成28年12月18日に起きた出来事を記す。結果は悲報通りにてネタバレしてございます。完全なる力不足であったということです。

 

昂る前日

その日をどんなに待ち望んでいたことか。サブ4を達成し、フィニッシュゲートをくぐるその日を。その目的のために、いろんな情報を掻き集め、練習をし、準備をしてきていた。フルマラソン2回目の準備は、初めての時とは比べ物にならない。はてなブログランナーさん達などの記事を読み漁り、出来そうなところは取り入れ、現時点で出来る限りの準備はした。なんとかなりそうだというちょっとした自信もあったので、その自信はさらにテンションを上げていたのだろう。

大会会場まで車で2時間半。当日行けなくもないが睡眠時間を少しでも確保したく前泊を選択。前日仕事を終え、そのまま前泊地宇都宮へ向かう。宇都宮市街地でココイチカレーうどんを食し、ホテルについたのが9時頃。先の記事にあるよう、翌日の準備を早々に済ませ眠りにつこうとする。

https://www.instagram.com/p/BOHuZ0ahI5u/

寝れない。昂っているから。

時刻は23時を回り、アルコール少しだけ買っておけばよかったかと思った。ニュースとか観ていると気になって寝れないので、携帯してきたタブレットAmazonプライムビデオを観ることにした。仁義なき戦いの一番最初のやつ。

https://www.instagram.com/p/BOHu3WKBkhB/

BUNTA SUGAWRA。

好きな映画。ワーワー闘争しているうちに寝れるだろうと思って。案の定、梅宮辰夫が殺される頃、眠りに落ちていた。

これ以上ないマラソン日和

仁義なき戦いが繰り広げられている中で熟睡に入ったのだが、起床目標5時に対して早く目が覚めてしまう。1回目、目が覚めて時計を見たら1時50分。いかん。トイレに行きベットへ戻る。ここはすぐ寝れた。2回目、目が覚めて時計を見たら3時20分。いかん。トイレに行きベットへ戻る。寝れない。梅宮辰夫が殺されるあたりからの続きを観はじめる。だめだ。今度はだいたい覚えているラストが気になって寝れない。仁義なき戦い終了。4時を少し回っていた。もうだめかもしれないがわずかな望みをかけ、何か少しでも寝れそうな番組がないか、テレビのチャンネルを変える。古今亭志ん輔が落語をやっていた。落語ならもうしょうがない。微妙に気になって寝ることをあきらめた。

せっせせっせと諸々の準備をしてチェックアウト。

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6時ちょうど。雲ひとつない快晴。コンビニでおにぎりバナナを買いつつ、会場へ向かう。

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トイレに寄ったりしながら駐車場到着が7時。早めだったので何の混雑もなし。快晴でも気温は低かったのでしばし社内で過ごす。7時半ぐらいからロッカー貸し出しスタートだったと思ったので、その頃会場へ。

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道すがら物販コーナー。

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トイレ。トイレはプールのところも含めて点在していたので割りと行列がなく良かったかも。この仮設には写真を撮った後は行かなかったので、どれだけ混雑いていたのかは不明。

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プールの隣にある大きな広場。ここで皆さん待機。雨降ったらロッカールームに集中して大変そう。黄色いテントの下の階がロッカールーム。

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ロッカー。黄色いテントのところで100円がもらえる。実質無料。100円の返却はなし。このあたりで着替える人も多く、多少ゴチャゴチャするぐらい。ここ以外に大物の荷物預かり所あり。ロッカーに入らない荷物などもあるから。

ざっと会場レポ。ここまで全くストレスなし。駐車場誘導も多すぎと感じるぐらい人員がいたし、皆さん快く迎えてくれている感をすごく感じた。

 

ご対面

 いつものごとくスタート前までの準備を始めるが、少しそわそわしていた。なぜなら、今日は自分一人ではないから。正確に言うならば「知っている方」が大会に出場しているから。そして、待ち合わせをしているから。さらに倍、初対面。知っているのに初対面。妄想はとめどなく、furuhonyaさんがすごく博学の方で(東大前の古本屋さんでお勤めのようなので)、知らない専門用語がどんどん出てきたらどうしようとか、korotaさんが予想以上に食いしん坊だったらとか。(勝手に妄想すみません)

諸々の準備を済ませ、いざ待ち合わせ場所へ。furuhonyaさんのTシャツは水戸マラソンのもの。準備の間や待ち合わせの場所へ行く間、数人の水戸Tを見かける。見かけるたびにドキッとしたが、「この人はチャラ過ぎる(ひげを生やしていた)」とか、「サブ3.5クラスの人じゃない」とか声を掛けるまでには至らなかった。待ち合わせ場所が近づく。待ち合わせ時間9時はちょっと過ぎてしまっていたので、もうそこに居るだろうと思いながらも、スタートゲートの写真を撮りつつ、待ち合わせ場所のほうへ目を向ける。緊張の瞬間。

 

いた!いらっしゃる!

意外と近くに水戸Tを着た方と女性が談笑している!

 

迷うことなく声をかけた。

「あー、furuhonyaさんに、korotaさん、、、?tomsaiです」

「わー、初めましてー」

 

ちょっと緊張していたので最初の会話のくだりはよく覚えていないのだが、もう、先ほどの妄想が無意味だったことが分かり安心し、とても嬉しかった。お二人ともとても優しそうな雰囲気!知っているのに初対面、ブログでなんだかんだ書いている(適当そうなこと多々)ので気恥ずかしさは凄くあった。もうあまり適当なことは書けないなと反省しながら。大会のコースの話とか、「はらたいらに全部」に触れたりしてもらいながら、お互いの健闘を祈りつつ、シューズの円陣。

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小さい男が私。

一人のときとは違って、とても楽しいスタート前のひと時だった。

ありがとうございました!

 

ない!!!

15分前ぐらいにお別れをして、各々のブロックへ。快晴とはいえ日陰は寒く、日向の方へ行ったり、インスタにフィニッシュ地点の写真を投稿したりしていた。

https://www.instagram.com/p/BOI2Bx0hhO6/

「4時間以内に帰ってくる」と宣言したり。10分前のアナウンスが聞こえ、そろそろ列にとブロックに入った。どれ、スタート前に目標ペースのおさらいと短パンのポケットに手をやったその瞬間、思い出した。

 

ペース表をランニングツールボックスに入れたままだ!!

あ゛っー!!

 

このペース表がただのペースだけを書いたものなら、まあいいかと諦めたのだが、そうじゃない。あと10分あれば戻ってこれる。勢いよくブロックを飛び出し、ロッカールームへダッシュ。預けた鍵(ロッカーの鍵はなくさないよう預かってくれる)をもう一度出してもらい、ロッカーを開け、ツールボックスを取り出す。あった。ペース表。もう一度荷物を入れ、100円再投入。ダッシュで戻る。そのダッシュの勢いでバンビチャレンジしたら良いタイムが出たと思う。なんとか4分前にブロックに戻れた。大きい大会とかだったら無理だったろう。大会自体がコンパクトだったから大丈夫だった。ペース表以上のものを手にスタートの号砲を待つことができた。

 

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以上、スタート前まで。

続く。

 

ひとつご報告

悲報記事で足の心配をされたコメントをいただきました。ありがとうございました。朝目が覚めて、体のどこが痛いだろうかと恐る恐る動かすと、一番痛いのが左足裏ではなく別なところにありました。

右足。腫れて一部内出血。これはいかんと本日仕事の合間に整形外科へ。レントゲンを撮ってもらうと骨には異常なし。足は腫れているけれども安静にしてれば収まるレベル。左足裏も骨は大丈夫だから、無理をしなければ治る。痛いところに大きな負荷が掛かっているのは確かなので、ランニングフォームとか見直しは必要ですねと。右足は1ヶ月ぐらいはテーピングをお勧めしますと、前回も教えてくれた女性トレーナーさんからテーピング方法を教えてもらう。とりあえず一安心。痛みが取れたら走ってもいいですよとも。

 「ただ、、、。レントゲンよく見ると疲労骨折したような骨折線が見えますね。左も右も両方。この親指付け根付近の2個丸いのが種子骨ってやつ。線が入ってるでしょ。今痛みがないならもう勝手に治ってますが、前回レントゲン撮ったのが7月なので、その後痛い時期なかったですか?」

 え、疲労骨折してた?一人フルのときかな、、、と思いつつも、よく思い出せず。

 「ま、今痛くないなら大丈夫。あと、、、」

え、まだなんかある?

「5、6人に1人しかない、外脛骨が見えるね。この丸いやつ。」

はあ。

「これも痛くなけりゃ問題ないです。」

 なるほど。いろんな発見もあった診察でしたが、それほど間を置かず走り出せそうです。ご報告まで。