3月はじめの週末

3月になりました。

先週の春一番の暴風、昨日の気温20℃の陽気、今日しっかり雨と、なかなか体の調子が狂ってしまいそうな天気でございます。季節の変わり目ですね。

 

日曜日は静岡マラソンやらローカルの大会など盛り上がっていたようです。お疲れ様でした、ナイスラン。みなさん各々に力走された速報を拝見し、わたくしもなんでもいいから大会に出たい病が発症しました。

テレビでのびわ湖マラソンも録画してしっかり観戦。録画を見るまでのいろんな通知・速報をシャットダウンし、実家からおすそ分けしてもらったこいつで一杯やりながら観戦。

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なんじゃこりゃ、酢ですか?とお思いの方、NONONO。

こいつの中身、実は山形の日本酒、十四代純米吟醸。なんか詳しいことは分かりませんが、白いラベルのなんちゃらで、そりゃあもうプレミア価格がついてしまうやつらしい。それが定価で入手できる人がいて、そこから1本分けてもらったとかなんとかいう、そいつはラッキーだね、ちょっといただきますと言って持ち帰ったもの。ペットボトルではなんの雰囲気も出ませんが中身は本物ですから。くっきりはっきりしたフルーティーな香りと飲み口からの、どんっとしっかりした味わいをかますところは本当に美味しい酒なんだなと思いました。

美味しいお酒を飲みながら見るマラソンは格別。一番に応援を送るのはもちろん地元福島出身の今井正人。この人の走りにはいつも魅了されます。今回も最後の粘り、今一歩MGCには届かなかったけれども、見応えのあるものでした。そして日本人一位の中村匠吾もすばらしかった。終盤は美味しいお酒のせいか、「悔しいですっ!」の人にしか見えなくなってしまっていたけれど、ラスト1kmの走りはハラハラしながらも力強い走りで感動しました。先日の東京マラソンといい、これからマラソンがどんどん盛り上がりそうで楽しみだ。

 

土曜日曜のランはこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/Bf2EH-bH4q8/

土曜日は二女の陸上クラブの間を目一杯使って㌔530のペース走。大学運動場周りの外周は適度な起伏があり、しかも1周約1km強と何かと走りやすい。この距離をこのペースで走ったあとの余裕度が徐々に上がってきているのでいい感じだと思う。今後もしっかりと距離を踏んで行きたい。

 

日曜日は朝から温かく、ゆっくりジョグでちょっと小高い山に登ったりした。

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山道といってもほんの数百mで、もう少し距離があるところが近くにあるといいなあと思いながらも、そういえばこれから観光シーズンを迎えるあそこがあるじゃないかと思い出す。今度はクラブでトレイルを企画しようかと思いながらの10kmジョグでした。

 

今週はいくつかレースのエントリーを。仙台がダメだったので予定通りのルートで。再来週のFUNトレイルは二女と同じ距離の併走にしようかな。1人でがんばって走るのも初トレイル大会でいいのだけれど、二女と一緒にトレイルランできる機会もなかなかなさそうだから。トレイルはロードよりも天候に大きく左右されそうだから、なんとか良い天気で走りたいなあと今から祈るばかりです。

もうすぐ春だから、ペースをうまく調整しなさい

昨日は1ヶ月ぶりの岩本式15kmビルドアップを断行。

https://www.instagram.com/p/Bfvm_j2H9Wm/

サブ3.5ペース設定にて結果は「鉄メダル」。

鉄メダルとは、二女の頭の中にある、金銀銅に次ぐメダルらしい。がんばれ二女。つまり自信を持って設定ペースクリア!ということではなくて、なんか微妙にいいんじゃない、悪くはないよという結果だった。

岩本式15kmビルドアップにおいてサブ3.5ペースは、2500-2400-2230でトータル1:11:30ぐらい。なのでトータルのタイムはクリアしているのだけれど、3段目のペース㌔430ががんばれずオーバーしてしまっていた。

【1段目 ㌔500 2500目標】

1段目のラップ。

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入りの1kmがまあ速いこと。ガンガンに寒いわけではなったし、体調も良さげだったのですーっと走ってしまった。本当はね、久しぶりだったのでサブ3.5ペースではなく、㌔510ぐらいから入ってそこから少しずつなんて思っていたのに、いざ走り出したらこのラップで、これはいけるところまでいくかと。これよくありがちな思考で、結果あまりよろしくないことのほうが多い。

さすがに440台はまずいと2kmは自重。しかし㌔5という数字が出てくるとなんとなーく気分が悪くてまたいきり出す。㌔457あたりを狙うも行き過ぎて、結局㌔450ペースに。設定2500に対して早くも40秒のアドバンテージ。

 

【2段目 ㌔448 2400目標】

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1段目でもう2段目に近いペースで走ってしまっているので、同じペースではビルドアップにならないだろうっていうんで、結局設定ペースより速くなる。2段目後半には㌔430台に。まあ、前回の感じからいくともうこれは3段目ビルドアップできずにステイで終わりだろうなあという予感がしつつも、まあなんとかいけるとこまでいこうよと踏ん張る。2段目だけで43秒のアドバンテージ。ただ終了時そこそこ息があがってきた。

 

【3段目 ㌔430 2230目標】

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さあ、ここからが勝負なんだよこの練習は。がんばってペースを上げなさいと言い聞かすも、ここまでのオーバーペースで、やはりなかなか上げれない、、、。目標ペースに届かないラップに多少イライラしつつ、これは最後まで持たんなと思った矢先の13km過ぎ。少し、ほんの少し、体が軽くなる。理由は不明。最後1kmはもがきながらの3段目唯一の設定ペースクリア。結果目標ペースに対し15秒オーバーに。

1段目、2段目のアドバンテージを生かして見事「鉄メダル」の獲得です。

 

結局のところですよ、1段目、2段目をもっとうまくペース調整してやったらなんとかなったんじゃねえのって話です。何回も15kmBU走してんのになかなかうまくいかない。その時々の心境で、特に気分体調ともに良い時は最初から抑えられなくなってしまうんだよねー。これは大会でも一緒で、今までのフルは100パーセント後半大幅ペースダウン。単純にスタミナ不足が大きい要因なんだろうけど、もうちょっとうまくペース調整できたらいいなあと、外の春一番の暴風の音を聞きながら書いている次第です。

とはいいつつも、岩本式15kmビルドアップサブ3.5ソツケンクリアの光は今までより見えてきているとは思っている。トータルタイムは1分上回っているのだから。それほど遠くない日にクリアできたとして、あとは走りきったときの余裕度がどんなもんかだ。ギリギリいっぱいの余裕無しでは、やっぱりサブ3.5は厳しいと思う。13段目終った瞬間に止まる、歩く、のではなく、ジョグペースぐらいでつないでいけるようになったらいいんじゃないのかなあ。そうなるにはもうちょっと練習が必要だ。

 

さてさて3月に入りました。今現在、ものすごい春一番が吹いていますけれども、もうすぐ春が来ると思うとすこしウキウキする今日この頃であります。


曽我部恵一「春の嵐」

白鳥ランデヴー

日曜日の朝、6時起床。

本当は5時に起きて30kmぐらい走りたかったのだが二度寝。6時過ぎてしまったら帰りが遅くなってしまうので20km程度と決めて出発。ウルトラに向けてスタミナつけたいと言っておきながら、はじめからなかなかの手抜きっぷりである。

なんとなく久しぶりになってしまった河川敷コースへ。

河川敷へ入るとすぐ白鳥たちが大勢ワーワーしていた。

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以前は場所によっては白鳥を間近で見られる(えさなどあげれた)ところがあったのだが、震災やら何やらで入れなくなってしまった。とはいえ鳥達はこの川へやってきてはワイワイやっている。まあ、この辺では特に特別なこともなく、ごく日常的な風景を見ながら黙々と走ってきた。

ずっと河川敷を北上していくのだが、ある場所を通過した時、あるべきものがないことに気づいた。あるべきものというかそこにあったはずのもの。

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川沿いに昔からあったラブホテルがない。あ、今の時代ファッションホテルとかブティックホテルとか言うのか。それじゃあなんか意味分からないな。ラブホテルでいいや。

そのホテルの名はホテル白鳥。物心ついたときにはそこにあった(というかラブホテルであるという認識ができるようになった高校のころ、つまり20年以上前)し、ホテルの入り口の古めかしい白鳥のイラストと部屋の見取り図に、空室か満室か分かるように付けられた赤と緑の豆電球がとてもレトロな雰囲気を醸し出していた。川には多くの白鳥たちがやってくるのと同じように、ホテル白鳥にも多くの“鳥”たちがやってきて、様々な愛の形を作っては去っていったのだろう。時代的な移り変わりをひしひしと感じながらもどこかセンチメンタルな気分になってしまう。私もだいぶ年をとってきているようだ。

ホテル白鳥はなくなってしまったようだが、この手の古い店舗やお店などの商売が、そもそも経営的にうまくやれているのかどうか、ふと気になることがある。小さな町の小さな商店がなぜつぶれずにやれているのかといったようなことだ。まったくもって余計なお世話なのだが、やはりここまで長い間経営をしていたと言うことはそれなりに利益が出ていたということだと思うし、ならばはたしてどうやってうまいこと儲けて店舗を続けてきたのだろうか。

ラブホテルとは関係ないが、そんなことを曲にした人たちがいた。


U-zhaan × rei harakami - 川越ランデヴー

「川越ランデヴー」という曲。タブラ奏者のユザーンと、亡くなってしまったがとても大好きだったレイハラカミが作った曲。川越にあるごぼう専門店を題材にしていて、その独特な雰囲気が良くてよく聴いた曲。貼った動画のようにリアルでお店に行った、とても心温まるドキュメンタリーもあった。


U-zhaan × rei harakami / リアル"川越ランデヴー"

先にも書いたような率直な疑問と、実際には想像に及ばない中の人たちのリアルとが、実際に会うことでそーっと繋がっていく感じがとても面白いと思った。決して冷やかしをしているわけではなく、素朴な疑問と川越のたしかにそこにある日常が織り成す雰囲気とメロディー。レイハラカミのトラックの浮遊感も心地よい。

 

こんなセンチメンタルな曲を聴きながらランニングするのも良さそうだ。

それから、白鳥たちはこれからどこへ行くのかな。