【いつもの】出張ついでに落語会

立川流夜席へ

1/12、恒例となった出張ついでの落語会へ。今回は立川流夜席。

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会場は上野広小路亭

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番組はこちら。開演間に合うか不安だったが、頑張って急いだら早く着きすぎたぐらいだった。

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2階に下駄箱、3階に会場。中々昭和な趣である。

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60人ぐらい入るんだろうけど、当日のお客さん10人ぐらい。少なっ。出演者個人でやった方が客入るんじゃないかっていう。寄席スタイルではどうも厳しいんですかね。一人あたりの持ち時間短いし。客層は40代~50代の男女(自分も含まれることに多少違和感)がメインだが、20後半、30代ぐらいの女性も一人。今は結構若い人も落語を聞くみたい。そういえば、私が落語を聞き始めた12,3年前、同じ職場の後輩で、落研出身の女性がいたっけ。26,7だったと思う。その頃においてはだいぶ稀有な存在だったのでは。その頃は落語を聞き始めたばっかりだったので、逆に教えてもらうような感じだったが、今、再会できるのならそこそこ落語の話しができそうだ。元気かなあ、彼女。

 

開演

1/13立川流夜席の流れ。

開口一番*1はトリの談四楼の五番弟子だそう。入門してまだ半年ぐらい、こっちも少し緊張してしまうぐらいの初々しさがありつつも、しっかり子ほめのスタンダードVer.を演じていた。とても人が良さそうだった。

次は立川吉笑。本日の一番のお目当て。シブラク*2ポッドキャストで聞いたことがあって面白かった。まくらでは前座時代のしくじり*3で一盛り上がりあったが、少々長めで落語短くないかなと心配になった。落語はたぬきがいじめられているところを助けてくれたお礼に恩返しに来る噺。落語ではよくあるたぬきシリーズ。「恩返しすぎ」としたところが彼らしく、伝統的な「たぬき」の演目を改作、ネタを加えたりしてオリジナルに仕上げているのだろう。しつこいぐらいに恩を返えそうとするたぬきにうんざりしながらも、どこか憎めない様子が微笑ましくもある。もっと長く、いろんな落語を聴いてみたい落語家の一人となった。

次は立川志の彦。んー、まくらから本編までちょっとしんどかった。あまり個性とかセンスとかが感じられないというか、、、。噺は落語“ど”スタンダードの時そばだったが、立川志の彦なりのオリジナリティがどこにあるのかよく分からなかった。こういう“ど”スタンダードな噺こそ腕の見せ所なんじゃないのかなあ。昨日、BS11柳家さん喬*4時そばをやっていたが、さらっと流れるような時そばはそれはそれで趣があった。年季が違う。

次は立川雲水。立川流唯一、上方落語*5をやる落語家だそう。個人的なあれになってしまうが、大阪弁、苦手です。ごめんなさい。あまり表に出たがらない、閉鎖的な気質があると言われている福島県人にとって関西の気質は相反するもの、というステレオタイプをまだ払拭できない厄男。落語自体は面白かった。

次は立川志ら乃立川志らく*6一門。彼の落語もシブラクのポッドキャストとかで聞いたことがある。落語を聞いてて、師匠の志らくというよりはその師匠の師匠、談志の面影がチラホラ。しぐさから何からとても落語家さんらしい雰囲気。「たらちね」は以前、同じ志らく一門の立川志らべさんのものを聞いたことがあったが、それとはまた別物に思えるほどの印象だった。面白かった。

トリは立川談四楼。演目は「らくだ」*7。落語の中でも好きな演目を生で聴けたのは嬉しかった。落語の入りから抑えたトーンでいぶし銀の雰囲気。徐々に盛り上がってはくるが、見どころのひとつであろう終盤の屑屋の酔っ払いはやはり、立川談志柳家喜多八のそれに比べたらちょっと大人しいような。が、悪の雰囲気はやはり若手には出せないものがあった。

 仲入り*8無しのノンストップ。いろんな人が見れるのは寄席の良いところだが、当たり外れはあるだろう。ふらっと誰も知らないのに入るのは結構な博打。落語家さんもピンキリで、正直つまらない落語家さんはかなりいる。今落語家さんは800人ぐらいいるらしいし。好きな落語家さんを見つけて、その人と二人会をやっている落語家とかを追ってみるのが良さそうだ。合う合わないは別にして、面白い落語家さんが、つまらない落語家さんと組むことはそんなにないだろうから。

 

今回もいろんな落語会がある東京はいいなあと落語の余韻に浸りながら、ホテル近くの小さな焼き鳥屋で自家製コロッケをいただく。

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*1:一番初めに出てくる前座さんなど

*2:渋谷で行われている今時な落語会

*3:失敗

*4:五代目小さん(人間国宝)の弟子。人気落語家柳家喬太郎の師匠。

*5:大阪や京都を中心として演じられる落語

*6:ひるおびのコメンテーターとか、ZAZENBOYSのライブで落語をしたりしている立川談志の弟子

*7:

www.youtube.com

*8:休憩

ラン再開とUMNエントリー

走りはじめる

先週の金曜日、東京出張の朝と言えば皇居ランということで、ランを再開。右足の状態は痛みは無いのだけれど、正直どうなるのか分からないのが現状。再開初日の皇居ランは1周だけゆっくりJOGとした。走る楽しさを思い出しつつも、痛みが出ないかの不安の方が大きいのが率直な感想。

土曜日からは結構な寒波が到来。土曜日はまだ雪がそれほどではなかったので、走れるときに走ろうと雪がちらつく中、首巻が凍りながらの7kmほどJOG。右足は、、、大丈夫。

日曜日の朝。起床6時。雪は降っていない。昨晩から雪がちらほら降りはじめ、積雪5cm程度。天気予報では朝7時から雪マークが付いていたが、出るなら今しかないと外に飛び出す。が、早速道を塞がれる。

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まあ、今季初の本格的な雪だったのでねえ。雪の上を走るのは、そんなに積雪がなければ、初めのうちは足に優しいかなあとか思っていたが、時間が経つにつれて本降りになり、そこそこ積もってきたりすると俄然走りにくくなる、、、。

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写真では分かりにくいが、そこそこ吹雪いてきた。ここ最近NHKのグレートレースを見ているので、この程度で何をくじけているんだと自分に言い聞かせる。

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主要国道では車横転。少しでも歩を緩めると、汗が冷えて体に堪えるので、信号待ちはつらい。

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マイナス5度。いい気温だ。

そんな中、なんとか15km走破する。

 

UMN=ウルトラマラソンin日光

UMNエントリー完了。エントリー。エントリーした。

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エントリーに先立って取り寄せていた資料が届く。せっかくなのでその他の資料も。

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制限時間内に帰ってこれるのだろうか。第一関門、約20kmの結構な上りを2時間45分で通過しないといけない。ここ通れない可能性が、、、。通れたら次の激上りが待っているし。今さらですが、これ大丈夫?

 

今年は、今年の夏は熱い夏になりそうだ。

そろそろ。そしてグレートレース再放送を見る。

そろそろ走っても良いでしょうか。

去年12/30に再発してから2週間が過ぎようとしている。その間、ウォーキングと自転車漕ぎメインで過ごしてきた。今日の足の感じは、今まであった押しての痛みがほぼ取れている。左足と同等。良い感じそうだ。明日から東京出張。皇居で気分一新、JOGを始めてみよう。

 

インドアサイクリングの効果

スピンバイクを1/2に購入して、休んだのは1日だけ。どれだけ効果があったか気になるところ。ぱっと見、太ももの張りが出てきたような気がする。いや、多少筋肉付いたなこれ。前もも固くなった。はが路の終盤、足の付け根付近と太ももも結構な疲労感だったので、この少し付いた筋肉で多少良くなっていてほしい。心拍は、都度150は超えるように頑張りはしたものの、走るのより心拍を高く維持するのが難しいのでやはり落ちてしまっているだろう。屋内自転車漕ぎはメンタルとの勝負だ。今後外に出れるようになっても、クロストレーニングで有効に活用できるよう取り組んでいきたい。

 

グレートレース

先日録画していたグレートレースシリーズの「イタリア・トルデジアン」を見た。

www4.nhk.or.jp

15分しかない短縮版なのが残念だが、ほんとすさまじいレースだというのがひしひしと伝わった。30時間、40時間寝ないで走り続けたり、吹雪の中、夜中に3000m級の山の峠を越えたり。それこそ狂っていると言わんばかり。体力は勿論のこと、何よりもメンタルが強くなければ完走しえない。それも生半可なメンタルでは到底無理。体の中、さらに深いシナプスあたりの回路がおかしくなってるんじゃないか。見てる分にはいいけど、実際に走ったらとんでもないんだろうな。やってみなけりゃ分からないのだろうけど、これだけはやらなくてもどんだけ辛いか分かる。いや、それ以上に辛いんだろうことを容易に想像できる。凄まじいものをみると、感動、感心するとともに、今の自分の悩みがどれだけ小さいものかということも実感し、頑張ろうって思う。

 

世の中いろんな世界があるもんだ。