【2020 OSJ安達太良山トレイル50K 完走記】②前半

【1stエイド沼尻スキー場まで 約12km 2’25”19】

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前めに整列。いつもなら長く感じる時間も、今回はあっという間にスタートの時間。ワクワクしてたからだな。

6:00定刻通りスタート!

スタートと同時に出てくる高揚感はやっぱりいい。コースは何回も走ってるから新鮮味はないけど、それでもやはり練習とレースでは雲泥の差。この先めちゃくちゃきつくなるのは分かっててもワクワクしかなかった。

林道をちょっといってゲレンデから薬師岳登山道へ。すぐ渋滞するのは承知の助。前日からの雨で足場はスリッピー。ここでこれならこの先は泥んこ祭り確定。覚悟は決めた。最初の上りは渋滞でノロノロと登る。自分の走力を考えれば全くもって無理することもないし、焦らず流れに身を任せていくことにした。ゴンドラ付近木道も無理せずマイペースで。

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わりとあっという間に頂上へ。1時間15分ぐらい。乳首がうっすら。

 

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頂上付近からの歩行区間は休憩時間。安達太良トレイルでは結構歩行区間が多い。しかもその歩行区間が一番走りやすい区間、だったりする。速い人たちにとってはイライラする区間かもしれないが、歩行区間環境保護のための大事なルールであり、守れない人は失格だ。レース後ちょっとツイッターではこのルールが守られていないことが多かったと書き込みがあるが、今後も大会が続いてほしいのでしっかり守ってほしいと思う。まあ、私のレベルの走力ではこの歩行区間は走らなくても良いラッキーゾーンのため、補給したり、息を整えたりするには良い区間。場所によっては「歩行区間ここで終了でーす」とスタッフさんに言われても、自主的に歩行区間を延長するぐらいだ。この歩行区間でチャレンジャージェル、レモン味を補給したがクソマ○かった。

さて頂上すぎると最初のエイド目指して下る。コースを知ってるとね、ペース配分も相談できるから有利。決して無理して下らないように脱力して進む。いつもエイドがあった登山口をすぎて林道をずっと下る。ここ試走しておけばよかったな。意外と長かった。しかも日が少し照ってきたりして暑かった。

速い選手たちとはその林道に出る前にスライド。女子一位の高村選手は小さいのにすごい軽やかに登ってきていた。そのあと登山口手前では地元トレイルスター真船さん。いつも存在感がすごい。でももっと上で何人もスライドしてるから真船さん調子悪いのかなと思った。

林道出たらはてブロのみなさんとスライドするだろうなと思ってキョロキョロしながら無理せず下る。最初にスライドしたのはネムネムさん。体重重い、東北入りしてから食いすぎたと言っていたが、そこはやはり100マイラー&サブ3ランナー。しっかりした足取りで向かってきた。しっかりハイタッチ!

さらに下って下の方が賑やかだなー、でもまだ遠いなーって思ってた頃、ちょびさんとスライド。なんか小さい大福を渡された。指でつまんで持ちやすい大福。ありがたくいただいたが、基本食べる時は自分のタイミングで、、、。ごちそうさまでした。

第一エイド沼尻スキー場に着くとブタロウさんが待ってくれていた。今回この先のエイドでもいろいろサポートしてくれて助かったー。ありがとう!トイレの場所を聞くもずっと下に下りなければいけないと聞いて断念。仮設トイレは欲しかったな、、、。

エイドでペットボトルの水をもらってすぐ折り返す。パンを取り出しモグモグしながら水飲んで歩いてゆっくり登り始めた。もらったペットボトルの水は、飲み切ってくしゃくしゃにできるコストコの水。ただ、1リットル持って出た水も半分は残っていたので、少し飲みつつほとんどは体にかけた。ゴミはザックの中へ。

1stエイドまで2時間25分ぐらい。足も全然残っていて、1週間しっかり疲労を抜いたのが良かったのか、体は良く動いた。

 

【2ndエイド塩沢スキー場 約25km 5’20”53】

さてさて、林道をダラダラと登り、登山口から胎内岩、鉄山避難小屋を目指す。この上り区間で辛いのは胎内岩周り。急登でしんどい。その手前、歩行区間もある沼尻温泉源泉付近は風景も硫黄の香りもいい感じ。トレイル横にいつも入る川があるが、今回は道を反れないように我慢。ひいこらひいこら登る。

胎内岩をぐぐっとくぐり、やっと2回目のピーク間近だなーと思ったところで、前方に見覚えのある方がカメラを構えている。いつも練習で行く近場の里山でたまに会う方だ!

 

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友人の応援に来ていたらしく、写真を何枚か取ってくれた。

そして少しの間並走してくれて、この先のコースの事とか話しながら走った。胎内岩過ぎていよいよ疲れ始めてきたところで、すごく良い気分転換になったー。ありがとうございます。

鉄山避難小屋分岐で別れて、ここからは歩行区間。これまた走りやすい区間だけれども、登りで疲れてるので休憩・補給のラッキーゾーン。歩きながら休む。

しかし、岩に左膝をぶつける。

なんで?!

まだ序盤なのにこれには少し滅入った。そこまで強い打撲ではなかったけど、ゴールまで何かと引きずる痛みとなってしまった。しょぼん。

次のエイド塩沢スキー場までは序盤やや走れる下りだったのだが、泥んこスリッピーなトレイルが続く。泥沼は気にせず突っ込む。このあとの塩沢登山道の登りでは川があるので洗える。それにしてもドロドロで走れずストレスは溜まったなー。エイド近くは急な下りで足に負荷倍増。それでも今までよりは良く足も持っている印象だった。

2か所めのエイド到着。5時間20分過ぎ。うん。悪くない。だいぶ疲れたけどまだいける。ブタロウさんからも時間的には全然大丈夫と聞く。しかし長い下りで足はプルプルし始めていて、ブタロウさんにボトルに水分補給とかサポートしてもらう。ゴミも預かってもらったり、コーラももらったり。ほんとにサポートはありがてえ。長居しないようにそそくさと出る。

水には、はが路だったか南相馬ハーフでもらったこちらの試供品を投入。

メダリストのやつに味も色も似てて(まっ黄色になるやつ)、これが疲れてる頃には酸味が効いてて飲みやすくて良かった。これからロング出るときには必須だなと思う。

さてさていよいよ完走は見えてきた。ただ、ここから一回スタート地点に戻って、もう一回頂上を目指すのは、そのつらさをコースを知ってるがゆえに想像できるのは、やっぱりメンタルにはずっしりくるものがある。でも、エイドを出るとき、ちょびさんとの差を聞いてそこまで大きな差はなかったので、これは少しでもがんばって離れないようにしないとー、と気合は十分だったが、、、。