BRAHMANを聴きながら

最近もっぱらきつめの練習のときはBRAHMANを聴いている。


BRAHMAN「初期衝動」MV

大学生の頃から名前は知っていたけれどもほとんど聴いたことがなかった。なんでって怖そうだったから。その頃はといえば周りの友人に音楽好きが多く、その影響からいろんな音楽を浅く広く聴いたけれども、ライブに行ったりするのはBRAHMANのような怖そうところではなく、もっとギターポップ寄りだったり、フォーキーだったり、激しいといってもいいとこナンバーガールぐらいのところまでだった。フェスにもちょこちょこ行ったけれども、そんなときは普段見に行かないような激しめのバンドを遠目から見て、キッズのダイブすげえなと感心するぐらいが関の山。メロコアとかハードコアとか、まったく受け付けないわけではなくて(高校のときメタリカのコピーやったっけ)、当時から良く聴く好みの音楽としてはなかったということ。

そんで、大人になるにつれて、さらにだんだん激しい音楽っていうのは身体的に聴きづらくなってくるというか、なんでしょうね、疲れてしまうようになっていったというか。年齢が落ち着いてこればそれなりに落ち着いた音楽が好きになっていくのかな。いや、好きなもんは好きか。回りくどいが、とにかくBRAHMANは聴いてこなかった。そして、ある日ふとAMAZONプライムビデオでBRAHMANドキュメンタリー映画が目に止まった。

 


映画『ブラフマン』

ぼけーって寝ながら見てたら、なんか徐々に引き込まれていくものがあった。パンクな人たちが思うことをただただ話しているだけなんだけれど。そうなったら興味が湧いてきてアップルミュージックでサブスクゴー。聴けるアルバムを開いて曲をバーっと聴いていったら、ああカッコいい。初期は英語詞でリズムとか勢い重視のところがあって、その頃流行ったメロコアっぽい感じのもあるけど、徐々に民族的というか宗教的というか、BRAHMANの世界観がグッと濃くなってきている様な気がしてすごくよい。あ、そういえば一回だけBRAHMANを生で見たことがあった。

 


2/4 風とロック芋煮会in箭ROCK沼

フェスで芋煮会ってなんだろって思って、割りと近めの会場だったので見に行った。普通のフェスとは違って出演者との距離が近く、また福島に縁のあるアーティストが多かったのでとても面白かった。一番のお目当ては東京NO.1SOULSET。さらに怒髪天とかサンボマスターとか楽しみだなーって思ってたところにシークレットゲストが出てくるというサプライズが。動画内、6:00あたりから、宗教っぽい音楽が流れる中、怖そうな兄ちゃんたちがステージに上がった。おー、BRAHMANかー、どんなんだろうって思いながら、ほぼ最後尾からまだ3歳ぐらいだった長女を抱っこしてみた記憶がある。ステージに上がって、一気に曲調が変わり、BRAHMANが暴れだす。キッズ達も大盛り上がり。マッチョで暴れるTOSHIーLOWの両脇に長髪のギター、ベース。やっぱり怖そうだった。あれから10年、突然私の耳に入り込んできたのです。

アップルミュージックにあるアルバムから曲を漁り、好みの激しめの曲をピックアップしてプレイリストを作った。全曲BPM高め。とにかく走りながら聴いてると、グオォーって盛り上がってくるので、めっちゃきつい時に有効。オラオラオラオラと力が湧いてくる。ような気がする。テンションがあがる。これは間違いない。特に傾斜トレミをやるときには終盤瞑想しながら追い込める。今まではMIYAVIのノリノリなギターと共にやることが多かったが、最近はBRAHMAN一択。B型なのですぐ飽きてしまう可能性はあるけれど、当分はBRAHMANでいく。

 

アゲアゲで。