昨日の大阪国際女子マラソン、すごかった。
見所がたくさんあった。序盤からの新谷ペーサー率いるハイペースな先頭集団。福士加代子のまだオリンピックを諦めない「あきらめ」。副音声の渋井と土佐。バイクの千葉。面白かった。しかし、私は小原怜さんを応援していた。2016年のリオ選考では1秒差、去年のMGCでは4秒差で届かなかった代表の座を、今回は何とかつかんでほしいなあと思っていた。女性ランナーの中では高身長で大きく走るフォーム、雰囲気が好き。今回の大阪女子、設定タイムを誰も切れなければ代表だけれども、待っているだけではなく自分でつかみとるんだっていう気持ちで出場したのもすごい。でも、中盤を待たずして離れてしまったとき、んー、きついかー、いやまだまだと思いつつも、松田さんが素晴らしい走りだったので、これは厳しいな、、、と。それでも最後まで諦めずにゴールし、抱えられながら退場する姿には涙腺が。なんでも練習も体調もうまく行っていなかったところもあるらしい。それでも。大阪で勝負したのには小原さんの強い意志があったのだろうから、素直にお疲れ様でしたと言いたい。選考レースはあとひとつ名古屋があるけれども、出るにしろ出ないにしろ、これからも小原さんを応援したい。お疲れさまでした。
さて、そんな大阪女子マラソンの前に信夫山で垂直方向の練習をしていた。
来月行われるこの競走のコースで。昨年はいわきサンシャインが中止になって、同日行われていたこの競走に参加した。去年は当日参加だったが今年は事前申し込み済み。
信夫山の入り口、護国神社下の大鳥居から羽黒神社まで上る約1.2km。スタートからすでにきつめの勾配。
旧参道に入ると一気に勾配がきつくなる。
おそらくこの辺がきつい勾配約29.3%のところ。STRAVAで確認。歩いてても気を抜いたら後に転げ落ちる。
一旦鳥居で落ちつくもその先にも急坂。
猫の神社があったりするこの坂も一部急勾配約32.4%。普通に立ってても足首の角度がおかしいことになる。
この急坂でも普通に民家あり。ここまでくると終盤。
一旦信夫山外周道路に出るもすぐ参道へ。
岩がゴツゴツしたガレ場が始まる。
石段が見えてくるともうすぐ羽黒神社。
羽黒神社。距離にして約1.2km、獲得標高約160m、平均勾配13%のコース。こいつを5本。歩かないようにがんばって上る。肺も足も追い込む。
高度表。どっかでみたような加工をしてみる。
1本目、10’10”。昨年の競走のコースタイムは10’49”。一年間でそこそこ走力は上がっているよう。1本目ゴール時点でもうやりたくなくなるぐらいしんどい。2本目は残り本数を考えるとちょっとセーブしてしまったのか11分かかった。この辺が甘いところだと気合を入れ直し、またLINEでちょっとした応援が入ったのでやる気を取り戻した。3本目、4本目とリズムと根性を意識してがんばる。ラストは気合で完全オールアウト。
神社の屋根の下でくたばる。
その後はクールダウンで景色のよい烏ヶ崎へ。市内を一望。天気もよく、よい眺めで体力を少し回復。帰りの下りは急登ばかりで縮こまったフォームを矯正するべく、WSぐらいの意識で駆け下りる。といっても勾配はきついので、ブレーキをなるべくかけないように意識しながら。トータル14.1km、D+873m、よい練習ができた。前回、2週間前にこの練習をした翌日からはすごい筋肉痛に襲われたが、今日は足の付け根からお尻が少し重いぐらいで、前回に比べたら全然いい。前回からの超回復に加えて、練習後すぐのBCAA摂取とサウナが効果的だったのかもしれない。福男競走は2/10の夜だけど、それ以降もこの練習は行っていきたい。トレイルの力、つけよう。
小原さん、がんばれ。
