今週末、またひとつ年を重ねる。
20歳になる時は、大人だ、自由だと思って嬉しかった。
30歳になる時は、落ち着いた、成熟した大人への第一歩だと感じれた。
40歳になる時は、ああ、老いていくのが嫌だと思った。
それからというもの、年を重ねるにつれて体の衰えを少しずつ感じ、今のうちにやれる時にやっておかなければという強迫観念と老いやむなしという無常感とで誕生日が少し憂鬱になっていることは間違いない。今にしかできないことがあり、若い時には若い時にしかできないことがあり、これから先には年を取らないとできないこともあるだろう。その瞬間瞬間で後悔することの無いように、これからの時を過ごしていきたいと思う。
えーっと、何が言いたいかというと自分の加齢臭に絶望したということです。
GARMINハートレートセンサーが!!
GARMIN735とのセット購入が安かったし、手首心拍の信頼性が微妙と言うのは聞いていたのであわせて購入したハートレートセンサー。始めのうちは気が向いたときのポイント練習のみでしか使用していなかったが、最近いろんな知識が増えてくると、心拍数をしっかり把握しながらの効率よい練習を目指し急激に使用頻度が増えてきていた。
今までより格段に使用回数が増えた、平成最後の夏。
自分の心臓の頑張りを教えてくれたこいつが。
こいつが。
ピンボケのこいつが。
ある日気づいたら。
激臭。
くっさー。
くらくらする。
くそっ、加齢臭。
なんなんだよ。怒りすら覚える。
先にも書いたとおり今までは使用頻度が少なかったので、たまにベルトのところを水につけて流すぐらいしかしてなかった。急激に使用回数が増えた平成最後の夏に、そのぐらいの後処理ではぬぐいきれないぐらいの加齢臭とあいまって激臭を放ち始めた。
ベルトの布の部分はね、割とすぐに落ちたんすよ。自分の加齢臭に絶望しながら必死にゴシゴシしたら。しかしだ、体に密着させて計測するゴムの部分、ここがどうにもゴム臭と加齢臭とかうまいこと混ざり合って素晴らしいハーモニーを奏でているではないか。それこそ「夏の終わりのハーモニー」。
陽水ノースリーブ。
バンドについてる手入れ方法によると、手洗い推奨、洗濯機不可。ゴシゴシゴシゴシ洗うも臭いはとれず、もしかしたらやばいのか、いや汗は考慮して防水はしっかりしているだろう、いやでも水中は考えてないよね、トライアスリート向けには青いやつがあるし、などと思いながらもこれが最後の手段だと、洗面器に水を入れ、そこに漂白剤と洗剤を少し投入、約30分間つけおきをしてみた。
30分して取り出してみると、夏の終わりのハーモニーはボリュームこそ弱くなったような気がするものの、まだまだ名残惜しそうに臭いを放ってくる。こうなったら一日ぐらいつけてやろうかとも思ったが、その後の動作が大丈夫か非常に不安なので、とりあえず日陰に干して動作を確認しようと思っている。
そんで、いよいよダメな時にはベルト交換だなと思っていた。
2週間ぐらい前にハートレートセンサーが認識されなくなって、ぶっ壊れたかなと思ったのだが電池交換をしたらすぐ認識された。もし電池を交換してもダメな時は断線で、その時は純正じゃなくて「CATEYE」というメーカーがー安くベルトを出しているので、そいつにしたら直りましたみたいなネット記事を読んでいたので、それも念のため購入しておいた。
またピンボケ。
まあ、500円ちょっとなので、付け心地は変わるかもしれないが臭いよりはまし。洗ってもめちゃくちゃ手強い夏の終わりのハーモニーを終焉させるべく、交換するかと思い、くっせーセンサーを取り外そうとしたその時。
外れない。
ん?!
ネットで見るに、この計測器はスナップボタン付いてて取り外せるはず。
外れるんだよね、これは。ぐーっと力を入れるも全く外れる気配がしない。
こいつはおかしい。
なんかおかしい。
そしてくさい。
すごい胸騒ぎがして、ネットで商品説明のページを見ると、
あ、はい、了解。
こいつは外せないらしい。
つまりくさいままです。
しょうがない、こいつは今のくさいセンサーが壊れた場合、純正ではなくて「CATEYE」のセンサーが安いから、そちらに買い替えた時の予備として持っておこう。いつになるやら分からんけれども。
平成最後の夏を終えようとしている今、思うこと。
40歳過ぎたら加齢臭もきつくなってくるから、諸々の手入れをしっかりとやらないと大変ですよということ。
以上。