救命講習受講

日曜日に普通救命講習を受講してきました。

 

これからトレイルランニングを始めるにあたり、ロードとはまた違った意識を持たなければならないことがたくさんあります。トレイルをする時のマナーや危険なことなどについて十分理解することです。トレイルランしているときに前を走っている人が急に倒れたら自分に何ができるのか。これはトレイルに限らずロードでもありえますが、そういう危険性はやはりトレイルの方が高いかもしれませんね。そんな状況を目の当たりにしたとき、なんの知識を持たない私は何もできません。今までの大会ではそういったことはありませんでしたが、これから走ることを続けていくのであれば、可能性はゼロではありません。万が一の時に微力でも何かができるように、できることをやってみようと思いました。

 

WEB救命講習

一番初歩的な普通救命講習は各地域の消防署などで受講できます。今は車の免許取得の際は必須のようですね。通常、座学実技を含めて3時間の受講が必要なのですが、今の時代、事前にWEBで座学の部分をあらかじめ受講することができます。WEB講習を受講しておけば本番の講習は実技のみの2時間で修了です。せっかくなので今回はWEB救命講習を選択しました。

 

「WEB救命講習」とネット検索するとすぐそのページにいけます。

早速ヒットしたページをクリックし先に進めます。

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お、大沢あかね

救命講習における基本的な事項、救命の流れをどんどん動画を基に進めて行きます。細かく項目ごとに動画が区切られていて、動画ごとに確認一問一答があったりして飽きません。大沢あかねだし。救命の流れについてはなんとなく想像することはできても、やっぱり細かいことは分かっていませんでしたね。とても興味深く進めることができました。

全部動画を見ると40分ぐらいかな。全て見終えたところで修了テストがあります。動画の単元ごとに出てくる一問一答がそのまま出てきたり、そんなに難しいものではありません。しっかり見れば問題無しです。修了すると受講証明書がもらえます。

 

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うん、簡単だったし、新しいことを勉強することは面白かった。勉強になりました。

 

ん?!

香南市

どこ?

 

よく見たら香南市というところのWEB講習を受講してしまったようで、、、。適当にクリックしたから~。みなさんお気をつけください。お住まいの地域の自治体HPで確認すれば問題ありません。お住まいの地域か総務省消防庁のページから受講しましょう。この受講証でも大丈夫だったんだろうけど、総務省消防庁のページにいって受講しなおしました。動画は大沢あかねではない(残念)だけで内容は一緒なので、今度は動画を飛ばし飛ばしで行きながら修了テストを完了したのですが、今度はその受講を始めた時間とテストを始めた時間、テストを終了した時間が受講証に記載されるんですよ。しっかり受講してもらえるようにという配慮なんでしょうね。なので2回目の受講証は受講始めてから3,4分でテストを開始し、テストも1分で終了しましたという受講証になってしまった、、、。まあ、これはこれで大丈夫なんでしょうけど、のみの心臓の私はそれを突っ込まれるのも嫌だったので、また一から三回目のWEB講習を始めました。そんなこんなでおかげさまでしっかり知識を得ることができましたよ。みなさんはご注意を!

 

救命講習実技

さてさて、今度は実技です。市内の消防署へ。

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受講者は7人。専門学校生らしき若者5人とマダム2人、プラスおっさんです。

講師は若い現役消防士の方でした。

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事前にWEB講習を済ませてありますので実技だけです。

半身のこの実技用人形は外国製で、名前はアン、女性だそうです。

早速、救命の流れを教えてもらい、実際に胸骨圧迫や人工呼吸を経験していきます。やってみて思ったのは意外と胸骨圧迫(心臓マッサージ)には力が要ることが分かりました。胸が5cm下がるほど押し込むのですが、それには結構な力が必要です。腕だけでなく体全体で押し込みます。そこまでやっても通常心臓が果たす役割の30%にしかならないそうです。しかもこういった状況に陥るのは高齢者が多く、胸骨圧迫を受けた人の8割から9割の人は肋骨などを骨折していたという研究結果があるとのこと。そんな新しい知識に少し目が輝いていた横で女子学生は胸骨圧迫に苦戦してましたね。かわいい。

実技は2時間でしたが、なんだかんだしているとあっという間の2時間でした。一緒に受講した方々で積極的に質問をされる方とかもいて、とてもいい感じで受講は修了しました。

 

認定

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最後に修了証をいただき認定されました。

実際に近くで救命が必要な場面がそんなに(いやほとんど)あるわけではありませんが、これで、この講習で得た知識でもって、何かしら役に立てることが今後出てくるかもしれません。大会だけではなく日常生活でも。家族や知らない誰かを救えるかもしれない。パニックにならなければ(それが一番怖い)。

 

講師の若い消防士が話してました。「最終的にはあなたがどれだけ目の前の方を救いたいと思うか。その強い気持ちと少しの勇気が人を救います。」

ラジャー。

その時はがんばりたいと思いました。