長ズボンが欲しかった。
長ズボンじゃないな、ボトムス、いやパンツ。
ボトムスと発声するのがちょっと抵抗があるな。おしゃれさん、ショップ店員語だ。パンツというと下着のパンツをイメージする世代の一つ下だと思うが、、、。
パンツ。ちょっと下着が頭に浮かぶ。
ショートパンツ。これはいい。
ショーパン。いや、短パン。
ロングパンツ。
ロンパン?なら、長パン?
ん、ロングパンツって言う?!言うか。
妻に購入した旨を事後報告した時は、「ランニングの時とかに穿く、下のズボンが欲しくて」と言った。
下のズボン。
ズボンに上があるのか。ズボンは基本下だ。ああ、これは教養の問題か。
Wikiで「ズボン」を見てみたら、穿くときになる音の擬音「ずぼん」からきている説があるとか。そんな音聞いたことがない。
とにかく長ズボンが欲しくて。
トレイルとかまだやらないのに、やっぱりそれ系のギア(これもブログには書けるが現実世界での発声はしにくい)はとてもかっこよく感じるので、来年トレイルもやりますってことでいろいろ見てたらこいつが欲しくなり、、、。ただ、新品で買うのはやはり値が張る。ずっと前からオークションを注視してきて、いよいよ程度の良いものがあがり、落札していた。
本当はジャージ的なイメージがあったのだけれど、こいつはレインウェア的な位置づけなんだろうか。あるオンラインショップでの説明を抜粋してみると、
完全防水でよく生地が伸縮し、激しいハイクアップでも蒸れづらい。
風でバタバタとはためくこともなく、履いたシルエットが綺麗なタイトフィットデザイン。
OMMの特徴的なラインであるKamleikaシリーズのレインパンツが2017年秋、さらにアップデート。
Kamleika Race Pantsから Kamleika Pantsへ。より山岳エリア全般で使える機能をまとい
現在日本で展開されているレインパンツとは一味も二味も違うアイテムになりました。■ゲイター機能をプラス。ユニークなボトムデザインに。
ひざ下の内側には擦れに圧倒的に強いダイニーマを使用。
クランポンやクロカンスキーなどでもエッジに負けず破れない素材に変更になりました。
さらにジッパーを閉めると正面にフックが来るデザインになっており、先端のプラパーツを靴紐に引っ掛ければゲイターとして着用可能。
もちろんテーパードデザインで下にいくに従って細くなるデザインで、ジャパンサイズでスッキリシルエットでゲイターとして使用しない時も
普通のレインパンツの感覚で履き、動き回る事ができます。■好天でもジャージ感覚で履ける
Kamleikaシリーズの一番の魅力は防水のくせによく伸びるその素材にありますが
もともとレースでスポーツタイツの上に履くことを想定して作られた
このアイテムの特徴を生かせば雨が降ってから着るという考え方ではなく、
動きやすいトレッキングパンツとしてハイク中ずっと履き続けるスタイルがおすすめです。
セクションを飛び越える動作や膝を深く曲げる動作をジャージ感覚で再現することが可能で
透湿性能も高いので雨具自体を省略できる重量のアドバンテージが最大の魅力です。■軽量設計
今回のアップデートで37.5テクノロジーの裏地に変更になり
さらに動きやすく、ビョーンと伸びるように。
この素材変更でSサイズで175gと軽量に抑えられているのは素晴らしいアップデートだと感じます。靴をはいたまま脱着できる長めのサイドジッパーはそのままですし快適さも追求。
ウインドシェル系のレインパンツとは違いしっかりとした透湿性能で
どんな悪天候にも負けません。
結論スピードハイク、長距離のトレイルランニングでの用途はもちろんの事
冬季のスノーアクティビティにもしっかりとフィットする1年中活躍のアイテムに生まれ変わりました。
今までの雨具のイメージを覆す履くシーンを選ばない機動力が魅力です。
この引用した説明の中でのいいなあと思っていたポイントなどを実際走ってみての(ほんのちょっとしか走っていないけれども)感想を書いてみたいと思う。
まず、穿いてみて率直に軽いと感じる。
腰はゴムと前方に簡易的なベルト紐でしめられる。
(ネット通販サイトより)
こいつはちょっと心もとない。無理したらすぐ壊れそう。むむ。
ポケットは、
(ネット通販サイトより)
ズボン内側前方右側にポケット一つ。大胆と言うか大雑把と言うか。今回アイフォーンを入れて走ったが、もちろんふとももの上のほうにあたるから気になるよねえ。トレイルを想定しているなら、ザックを背負うの前提で、そんなにゴロっとしていないものを入れたほうが良さそう。ていうか内側なんでズボンにへそ側から手を突っ込んで物を取るって、非常に扱いづらい気がする、、、。むむ。
足元は、
(ネット通販サイトより)
足元のシマシマ部分がゲイター機能とやらで材質がちょっと違っている。破れにくい素材のようだが、ここだけ違うので素肌に穿くと肌に当たったときにちょっとテロテロ感を感じる。むむ。
足裾は、
裾にはシューズの底に引っ掛ける(離れないようにする)ためのゴムひも。これを見たとき思ったのはこれ。
(ネットより)
どう使うのかいまいちよく分からず切ってたやつ。
で、現状そういう使い方は想定していないのでゴムをはずす。
身長169cm、中肉中背、短足でSサイズピタリ。
走る。
1時間弱のジョグ。
若干シャカシャカ音がするものの、軽くて、前内側ポケットに物を入れなければ、特に問題にあるようなものは感じなかったが、、、。
しっかり蒸れた。むむ。
中にはタイツとかは穿いてなくて、しばらく走っているとなにやら足元に水滴ができているのを感じ始める。
ん、なんか冷たい、、、。
走り終えて脱いでみると、
見えるだろうか。
素材が変わっているところと生地と生地とのつなぎ目の防水テープ生地みたいになっているところにだいぶ水滴ができていた。ここに限らずつなぎ目はそこだけ水滴がみっちり。商品説明に「激しいハイクアップでも蒸れづらい」とあるが、蒸れる。蒸れたよ。ああ、蒸れづらいか。蒸れないとは言っていない。いや、この時間で蒸れたのなら、普通に蒸れやすいに入らないか。そしてハイクアップってなんだ?
これ、雨の時に穿いたとしても外からの雨は防げるが、中からの蒸れで結局濡れても一緒ってならないだろうか。走ってみないと分からないけれども。
穿き心地はとてもいい。伸びる素材と言うが、屈伸をしたりしても窮屈感がない。それに見た目、シルエットはとても良いと思うので、冬場のウォーミングアップの時、説明にもあるようなジャージ感覚で穿くには申し分ないパンツである
あ、スムーズにパンツと言えた。