台風が去って行った。
今回の台風はとても残念な台風だった。
結局楽しみにしていたフェスは開催されてはいたが、子ども達のことを考え断念した。キャンプ場のキャンセルは前日だとキャンセル料がかかるが、事情が台風であればキャンセル料は頂かないとのことなのでギリギリまでご検討ください!とフェス運営の方に問い合わせた時に言っていただいたので、前日の土曜日は1時間おきぐらいに天気予報を眺めてはため息ひとつといった感じだった。チケットはずぼらな性格もあいまってかまだ購入していなかったので、最終的に出費は何ひとつなくて済んだ。しかし、台風が来ていなければ、また一つ増えたであろう思い出がなくなったと思うとやはり残念で仕方ない。
もやもやした気持ちのまま迎えた土曜日の朝、練習メニューのペース走(㌔530)120分を実施すべく、5時前に起床。久しぶりの5時台前半からは少々眠くてつらい。先週は完全ランオフがなく、水曜のBUも結構がんばったため若干疲労が残っているように感じた。きつめ、長めの練習時にも補給等はしっかりとという岩本氏の教えを守るため、出発前にBCAAを補給、水、塩タブレットを腰に携え外に出た。
台風前の静けさ。気温は14℃、曇天。走るにはじつにちょうど良い。
㌔530の120分なら楽にいけると、まだ起ききっていない体で走りはじめる。1km進んだところでガーミンを見ると㌔534。よいよい。このままいこうかと国道の下りに入ると電光掲示板。
ゆっくり。
走ろう。
了解。
しかししかし。
この下りで顔に当たる風がとても心地よく、㌔515、㌔503と気分に任せてペースが上がっていってしまった。それならもうそのまま行きたいように行こう、ただ無理だけはしないようにと方針転換して走り続けた。
5km目で㌔459。㌔5を切った。足が多少重いが調子が良いのはなんとなくわかる。㌔5切ったならもう㌔5超えないようになんて距離を重ねていく。河川敷に入ってからはあまり時計を見ないようにとできるだけペース感覚を一定にしようと試みる。多少ばらつくものの良いペースだ。
11km過ぎたあたり、若めのランナーが㌔5ぐらいで走っていたのだろうか、ずっと前に見えていた影がだんだん近くなってきて、それを目安に走って抜いたら12kmのラップが㌔449。あれー、なんかいけそうだなあと今度は㌔450ぐらいに方針転換。コロコロ変えるのもどうかと思いながらもまだいけそう感があったので続けた。ていうか、このぐらいのペースになると先週水曜日のBU走の3段目と同じようなペースになってしまって大丈夫かなと思いきや、BU走の時の3段目よりきつくない。先週の3段目は結構つらかったのに。なんだろう。
まあなんとも心地よい強度感というかなんというか。何と表現したら良いのやら。
あっという間に20kmになってしまった。
時計をみるとまだ1時間40分になっていない!
やばい。今までのハーフPBは平均㌔507の1時間48分。あら、PBいける。
あわよくば1時間45分も切れるかもと思ったがそこは今後の楽しみ。ラストをほどよく追い込みハーフPBを更新してしまった。
非公式ながらも素直にうれしい。次のハーフでは105分切りを目標にしようと思っていたから、目標達成も十分見えてきた!岩本式メニューに切り替えて(というかメニューを守る意味で)はまだ間もないが、コツコツ積み重ねてきたものが結果になってついてきてくれるとうれしいし楽しい。
ハーフを終えてストップボタンを押す。
NEW REORDS!の文字。
心の中でガッツポーズ。
が、ふっと歩き始めたところで気づく。
あ、今日は120分ペース走だった。
すみません、練習メニュー通りじゃなかった。
少しニタニタしながら、120分になるようにちょっと裏道*1に入りながらダウンジョグをした。
家に戻ってさらにニタニタしながら〆のBCAA。やっぱりこれを補給しておくと翌日に残る足の重さが全然ちがう。有名なアミノバイタルやめて廉価版の(しかし、ポップでは成分は負けてない!とアピールしてる)TIGORAに変えたのだが、それがちょっとしっくりきてるみたい。ここんとこ自分なりに頑張っているところがあるので、怪我だけはしないように体のメンテナンスも十分考えていかなきゃいけないな。
ここで調子に乗らずに、ふんどしを締め直すこと。
*1:激坂があるのであまり通らないのだが、あまりにも坂が急なのでSTRAVAで斜度確認したら斜度40%だった!