応援もそのスピードに惚れ惚れ

日曜日はマラソン大会の応援に三女と。

良く知っているコースなので、まずはランナーが元気なうちにとスタート地点から1km地点に三女とテクテク散歩しながらスタンバイ。10kmの部スタートの花火が打ちあがる。1km地点なのですぐ先頭集団がやってきた。

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すごい勢いで直角カーブを曲がってきた先頭集団。

さて、今回の応援の対象は、出場している知り合い数人とはてブロランナー、ブタロウさん(id:ssk31)。ブタロウさんはまだお会いしたことがないので、見つけることができるか少々不安はあった。しかし、ブログでレースの記録を拝見するに一般市民ランナーよりはだいぶ速くはじめの方に来るだろうということと、何より激沈Tシャツはこのローカルな大会では恐らく一人しかいないだろうから大丈夫でしょうと。

そして思った通り、その時は先頭集団が過ぎてから間もなく訪れた。6,7人だっただろうか。直角カーブをまがるこじんまりと形成された集団の中に激沈シャツ。やっぱり速いペースで来た。

「〇〇さん、頑張って!!」

ブタロウさんは私達の目の前をほんの少し通り過ぎてから、ちょっとびっくりしたような感じで応えてくれた。

ここでひとつ余談。

私は〇〇さんと本名で呼びかけた。なぜ本名を知っていたかというと、来月参加予定をしている4時間リレーに参加表明をしてもらえ、ちょっとしたやりとりをさせていただいていたから。では、本名をしらなかったらなんて声をかければよいか。少し悩んだ。悩む理由は、ブタロウさんのそのニックネームだ。ブタロウさんももちろん私を知らないから「頑張れー」だけでは、一町民の応援だと思い気づかれない。その時点でお互いに共通するのは、お互いにはてなブログでブログを書いていることだけであるからしてニックネームが唯一応援に気付いてもらえる生命線だ。なので「ブタロウさん、頑張れ―」これが正解になる。しかしだ。この声援を他の町民が聞いたとしたら。ブタロウって誰?はてなマークがつく。有名人?あだ名かな?程度で特に気にすることもないのだろうが、若干、私には言いづらく、、、。もしくは短く「ブタさん!」かなとも思ったが、ブタはさすがにね、、、。それか曖昧に「ウタさん!」でもよかったか。もしくは「激沈がんばれ!」このあたりだったろう。それにしてもだ。さきほども書いたように、ブタロウさんのイメージはブログの記事、ニックネームでしか計り得ないものであるからして、ちょっと失礼な物言いにはなってしまうが、若干、若干ではあるけれど、その動物寄りの想像をしてしまいがちになるのはしょうがないですよね(ブタロウさん、すみません)。もちろん、それは間違っていた。ニックネームはあくまでニックネームだ。一つの物事にとらわれるのは良くない。目の前を颯爽と通り過ぎたのは、激沈シャツのイカしたランナーだった。ほぼ同じタイミングで知り合いも通過。こちらも応援が聞こえたよう。真剣な眼差しで軽く手を挙げてくれた。応援に気付いてもらえると少しうれしい。今日は調子が良いのだろうか、いつもより力強い走りをしていた。ほどなくスタートした5km部には知り合いの息子さん(将来有望な若者と記事内ででてきた)もエントリー名簿に載っていたので、こちらも早々にやってくるかと思って待っていたが見つけられなかった。棄権だったか。そして次はゴールへと向かう。10km30分で帰ってくるから早くゴールに向かわないと。

三女を抱っこしながら早足でゴール地点へ。

次々と速いランナーたちが帰ってくる。

知り合いのランナーが来た。前に聞いていたPBよりだいぶ速そうだった(祝PB更新での部門別入賞!)。

そして間もなくブタロウさんも!これまた速いタイム!

「ラスト!ラスト!」

カーブを曲がって最後の直線。ゴールゲートに向かってラストスパートするうしろ姿のブタロウさんの走りには惚れ惚れした。写真でも撮っとけばよかったと思うぐらいだったなあ。その後、更衣室の方へ行き、お会いすることもできた。あと2秒で38分だったのにと悔しがっておられたが、39分もだいぶ速い。それでもって陸上経験とかはないというのだから、、、。日々の練習の賜物なのでしょう。来月のリレーのお話などをしてお別れした。来月がとても楽しみだ。

 

午後には家に戻り、あの走りを見せられてからには走らないわけにはいかない。

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綺麗に咲いたアジサイの小径を、午前中にみたランナーたちのイメージでもって駆け抜けたかったが、そんな走力がまだ私にあるわけではなく、軽い上りでもゼエゼエするという、理想と現実の狭間に大いに心が揺れた日曜日だった。