はらたいらに全部【2016ふくしま健康マラソン大会レポ】

「たいら」がどれだけすばらしいか

クイズダービー

1980年頃から1990年ぐらいまで一世を風靡したクイズ番組。土曜の夜にご飯を食べながらよく見ていた記憶がある。世代が異なる私より若い世代の方々には通じないと思うので飛ばしていただきたい。

その番組の出演者、回答者である「はらたいら」さん。彼はとても博学多識で彼に対する出演者、視聴者からの信頼はとても大きいものだった。番組終盤、確実に勝ちに行く時は迷わず「はらたいらに全部」であった。

 

はらたいら」はすばらしい回答者だった。

はらたいら」はすばらしい。

「たいら」はすばらしい。

「平ら」はすばらしい。

「平ら」はすばらしい、マラソンで。

 

マラソンにおいて「平ら」がどれだけ有難いことか身に染みたマラソン大会であったと、まず初めにお伝えしておきたかった。

 

ふくしま健康マラソン。「平ら」な部分がほとんどなかったのである。

 

起床~出走前

10/16日曜日、起床3時半。起きるの早すぎ。前日は飲み会が入ったが、ペパリーゼ投入、チェーイサー多めに挟みつつの時間浅めに退散で起床後にその影響を感じることはなかった。が、内臓にはそれなりに負担をかけるようになるのは必然なので、今まで前日の飲酒はしなかったが、今回はやむおえず。ただ楽しい会合だったので早く退散することに後ろ髪はややひかれた。なんやかんや準備をしたり、早朝の釣り番組をみたりしていたらあっという間に時間は過ぎた。

 

会場に到着。すこぶる良い天気だった。

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秋晴れ。とても清々しい朝。日差しは強いが、秋らしく朝は少し肌寒い。最高気温は24℃ぐらいの予想だったので、できる限り早く走りたいなあとも思った。

受付時間は7時半から。2000人ぐらいの参加者だということは知っていたので早めに到着。受付、諸々済ませて待機できる場所へ。あづま陸上競技場が会場となっており、競技場のスタンドや屋内トラックなどが待機場となる。

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荷物預かりはなし。競技場のロッカーを使用することはできる。更衣室、シャワー(有料)も利用可。参加者2000人のうち1500人程度は小学生から中学生なのでほぼ家族連れ。荷物番ができる応援者がいるのでこの大会にはそれほどロッカーの数がなくても大丈夫。トイレ混雑もなんの心配もなく、出走前の余裕はどの大会よりもある。ただ、参加者に対して受付の数が少なかったようで、受付が大混雑(その影響でハーフスタート時間を少し延ばした)したようだ。ただ参加者として早く来る心構えは必要であろう。

地元の大会なので知り合いも多かった。ほぼ親子で出走の方で、ハーフ走るよと言うとそれだけですごいねーという反応。やっぱりハーフ走るのって大変。もういろいろ走ってるとハーフは割とすぐ終わってしまうという感覚に陥るところぐらいまではきているかなとも思う。今回は二女も初マラソン大会ということで、出走前までコースの下見をしたりして過ごした。

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二女と1.5kmのコースを試走。結構がんばって早く走ろうとしてしまうので、上がっているテンションをなだめながら。

ハーフ間もなく出走。ハーフ参加者は全部門合わせて250人ぐらい。特にブロック分けなどももちろんないので、各々速い方々は前へという雰囲気が出来上がっていた。

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待機時、Onのクラウドを履いてる方が2人もいた!最近の型のやつ!専門店ができたからかな。自分のはだいぶ前の型(でもほぼ新品)でうらやましいなあと思いつつ、同じメーカーを選択しているという仲間意識とは別に、出来れば彼らより早く走りたいなとも思った。一人は若いお兄さんで、もう一人は短めのランパンだったので前着は厳しいだろうなと思ったが、若いお兄さんは14,5kmあたりでパス。もう一人は確認できず。どうでもいいライバル意識。

出走直前に「まだ受付が終了していない方がいまして、、、。スタート時間を3分延ばします」とのアナウンス。3分待ったところでそこから間に合うのかみなさん疑問だったと思うが、予告通り9時23分、ハーフスタートしたのでした。

 

前半10kmまで

10kmまでの詳細はこんな感じ。

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スタートするとトラックを2周。ホームストレートのところがこのコース一番の応援がある(というか応援はほぼここだけ)。気温は上がりつつあり日差しも強かったが、何よりも湿度が少なく、走っていて感じる風がとても涼しい感じだったのでとても走りやすい感じだった。周りの流れに多少乗りながらというか人が少ないので初めからうろちょろする必要なく自分のペースで。体調は良し。が、最初の2kmのほど少し心拍が上がってハーハーしてしまった。1km弱トラックの後、少し上って川沿いのコースへ。もちろん事前にコースは地図で確認していたし、土地勘もあるので上ってる、下ってるの感じを予想はしていた。が、実際走ってみると意外と傾斜がついていた。あー、この先折り返しということは折り返してからが、、、。詳細を見て分かる通り、3kmぐらいから8kmまでずーっと下り。折り返したら同じところを通るからずーっと下り。やばい。早速メンタルやられそうになった。それでも体調はすこぶる良くて、下り区間を、あまり飛ばしすぎないようにという気持ちを持ちながらもある程度気持よく通過することはできた。この川沿い区間はとても狭い。3人並んだら一杯。しかも折り返しした選手も来るから要注意。

 

そして折り返し。

もちろんすぐ上り。

といっても普段走ってる上りの傾斜からしたら半分以下なので、まだまだこのぐらいじゃあへこたれんぞと喝を入れ、まだこのあと来るであろう第二、第三の上りを考えたペースで、とは考えられるほどの余裕はまだあった。タイム的にもまだ大丈夫そうだった。

 

ここまでは。

 

10km~ゴール

9kmぐらいから上りはじめた。このぐらいの傾斜ならまだまだいける。

我慢。

たまに橋下をくぐるような短いきつめのアップダウン。

そして上る。

まだ我慢だ。

うっ、長い、、、ゆるやかな上り。

じわじわくる、、、ボディーブローのようだ。

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9km~12kmまでの約4kmずっと上る。効いた。これだったら激上り坂300mとかの方がまだ良い(実際は嫌だけど)。

 

なんとか上りきったところで折り返し。下る。3km弱下る。下りのなんと有難いことか。上りでだいぶ時間も食われたので少しでも下りで挽回をとペース上げ目で。出走前の目論見では前半10km5分10秒ぐらい、後半5分2,3秒ぐらいの50分切りを考えていたのだが、それは「平ら」(フラット)なコースだからできること。もちろんアップダウンを考慮してのペース配分も考えていたのだが、想像以上のダラダラ傾斜加減になかなかメンタルを保つのが容易ではなかった。

 

そして下り切った。

少しコースは変わるが即上り。

上りが3km続く。

3km目、少し心が折れかけた。

傾斜はそれほどでもないのに。これだけ続くとホントしんどい。

下りもいいけど、「たいら」なところ走らせて。

 

はらたいらに全部!」最後に全部賭けてまで「平ら」な部分が欲しい心持ちだった。

 

なんとか歩かず上りきりまた即下る。ラスト4km弱。もうなんとでもなれと下りはできる限り飛ばすも、やはりこの終盤になるとそれほどペースも上がらず5分切れない。最後の2km、ここも緩やかに上りつつスタジアム付近は少しきつめに短く上る。そしてトラックへ。

 

ハーフスタートしてトラック2周ぶりの「平ら」。

はらたいらさん久しぶり。

 

もう少し。ホームストレートだけは大勢の人。知り合いもいるし良いとこ見せたいので最後は出せる力を振り絞って。ゴール間際の100mはダッシュできた。

 

とにもかくにも現状のできることはやったという感じだった。

 

走り終えて

何度も申しますが、もう少し平らなところを走りたかった。もう少し平らな部分があるのかと思っていた。近すぎて試走すらしなかったことを反省。来年この大会を走るかもしれない方用に高低表を貼っておく。

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分かりやすいようにスマホアプリガーミンコネクトの高低表を。ほら、平らなところが最初と最後のトラックぐらい。上って下っての間にフラットがなく表が鋭角。こういうコースもあるもんだ。ただ、このぐらいの傾斜であればたいしたことないよねと言えるぐらいに走力つけておけって話。もうちょっと坂耐性つけておかないとこのあとの大会の先が思いやられる。天童もはが路もなかなかアップダウンがある大会だから。このシーズンの重点課題は今回よく分かった。

 

坂耐性。

これに尽きる。

坂ダッシュだ。

 

ついでに次女の記録。

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部門50人程度でこの順位。この大会に向けての練習は2回しかしておらず、その時のタイムは8分30秒。そこそこきつそうだったから、順位も半分までいけば上出来かなと思っていたら1分以上縮めてきた。良くがんばった。部門1位の子との差はまだまだありそうだが、速い子がいっぱいいて悔しかったみたい。来年も出たいって。来年はもっと練習して頑張ろう。父も頑張る。

 

以上、レポートでした。