【2019 OSJ安達太良山トレイル50K 完走記】②スタート~CP2

2019さてさて2回目のOSJ安達太良山トレイルレーススタートです。

 

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コースはこんな感じで、安達太良山山頂を目指す各方面の登山道を一筆書きするようなコース。登山口からガツンと登って違う登山口まで降りる。そこからまたガツンと登ってまた違う登山口へ降りる。これを5回繰り返せばゴールです。なので、細かいアップダウンと言うよりは、登るときはひたすら登る、下るときはひたすら下るといったようなイメージですね。まあしんどいです。しかも気持ちよく走れるようなトレイルはそれほどなく、藪に笹、急な下りにぬかるみ、急登に岩場などが盛りだくさん。これは鍛えられますわ。

 

スタート~CP1【20km強 約1740mD+ 5時間15分】

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だんだん明るくなりゆく山際。

十分明るくなってきたところでスタートです。

スタート後の林道から薬師が岳経由の登山口入り口は渋滞するのは昨年経験済み。特に焦ることもなく、無理せず流れに乗って進みます。でも去年よりはちょっと渋滞が多かったかな。トレイルの状態もそれほど悪くなく問題ない感じ。去年は雨でひどかったからね。

 

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特筆すべきものは何もなく安達太良山頂乳首へ。

 

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風は若干あるもののまずまずの天候でした。

 

さて山頂まで登ったらここから和尚山経由で最初の銚子が滝エイドまでダダーっと下ります。どこだか良く分からない和尚山山頂あたりは笹や藪、頭上や足元にせり出す木々にぶん殴られる危険地帯でもあります。藪で足元が見えない中で走るってすげえ怖いです。見えないのにちょっとした段差があったり、根っこや岩がゴロっとしてたりするんですから。危ない危ない。さらに足元ばかり気にしてると頭をぶん殴られます。かがまないと木にあたり、帽子をひったくられたりします。危ない危ない。去年はこの序盤で左足をぶん殴られて終始つらい思いをしましたが、今年は右ひざ小僧に低木がヒット。幸い去年ほどではないものの、じわっとした痛みはゴールまで引きずりました。あ、岩と岩の間に滑ってズボっと右足だけが落っこちもしましたね。痛くはなかったけど恥ずかしかった。

さあ、最初のエイド銚子が滝エイドまであとすこしかなといった下りのシングルトラック。前方に道を塞ぐように大の字に倒れているランナーが。近づいてみると、

わっ、頭から結構な流血!

すぐに声をかけると意識はしっかりあって、下ばかり気にしてたら頭上の木に気づかず痛打したとのこと。ああ、この木か。とりあえず自分のガーゼで患部を押えてましたが、消毒も何もしていないようだったので、自分の消毒液含みガーゼで拭いたり、目や耳に流れてる血を拭きました。後から来る後続のランナーも各々がもつウェットティッシュなどを出してくれたり。傷口は結構パックリでしたが意識もしっかりしてて、電話で救護を呼んだのでどうぞ先に行ってくださいとのことで先を急ぎました。

そこまで大事にいたるような感じではなかったのでよかったですが、やっぱり怖いですよね、こういう怪我は。この先ゴールするまでに、肩が脱臼気味の方やエイドでぐったりの方などそこそこいました。トレイルにはいっぱい危険があって、それをよく認識、意識して経験を積んでいかないとだめだなあと思いました。

 

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途中こんな川を渡ったりして、

 

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銚子が滝エイド到着。

エイドといっても水オンリー。朝はとても涼しくてそこまで水も無くなっていなかったのでちょっと一息ついたらすぐ2登目に出発。船明神山目指して1時間ちょっとずーっと登るぞー。いやー。

 

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ういっす、登った。

 

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安達太良といえばこの景色。

さすがに練習でも見てるのでそろそろ飽き。。。

 

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稜線を進みつつ今度はCP1までダーッと下りまーす。

もうこの辺からですね、それなりに疲れてきてるので写真を撮るのも億劫で後数枚しかありません。

 

はい、CP1到着。

去年より30分ぐらい早く着いたと思ったのにリザルト見たら5分しか早くなかった。なんか勘違いしてた。これは14時間は切れるなとこの時は思っていたのに。

早速コーラが目に入りもらおうとするが携帯カップを忘れてきたことに気づく。。。とりあえずコーラが飲みたいのでハイドレの水を捨ててコーラを入れてもらいゴクゴク。そしてからここまで5時間強ノートイレ、さらにはあと3時間ぐらいノートイレなので、トイレ1基の列に並びながら(2基あったらだいぶさばけると思うんだけど。。。)補給。トイレ待ちの間にちょびさんがやってきて、またコーラが飲みたくなったので、ちょびさんに携帯カップを借りてまたコーラ。ふー。

そんなCP1でちょっと異変。

昨年はここでのトイレ待ちで美味しく食べれたおにぎりが今回はなんか喉を通らない。ここまでの間、3回ほど自作ジェルの補給と塩分サプリ、ボンタンアメを摂りながらきたのだが、なんか微妙に調子が悪い。食べれないと奥久慈の時みたいになるのが怖いので食べたいけど受け付けなくなってきてるようでした。

と思いつつ長居は不要。CP1出発。

 

CP1~CP2【10km強 約745mD+ 3時間6分】

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CP1を出発してちょっと登ると沼尻温泉源泉付近の歩行区間へ。

足湯してるランナーさんとかもいましたねー。自分で撮った最後の写真です。

さあここから箕輪山方面へガーッと登ります。ここで今回よく見ながら進んだのがGARMINの高度表示でした。今回のコースの一番標高の高いところが約1650mとかなので、今現在の高度でもってどの辺にいるのかなあってことを把握しながら進みました。登りはじめて嫌になってきたところで高度を確認して、1600m近かったらもうすぐだぞ、とかね。

さあここからはまずは胎内岩目指します。

この登りがまたつらいことつらいこと。

えっちらおっちらがんばって胎内岩まで登ったものの、今年は「生まれちゃってください」お兄さんがいなくて残念だった。

tomsai.hatenablog.com

 

そしてこの辺でもうジェルも「うえっ」ってなってしまって完全に体が拒否。これはまずいよなーとちょっと凹む。山頂間近になってきたところでちょびさんが後からやってきたんだっけかな。山頂までちょびさんと一緒に。

 

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そしてこれだったかな。

もう結構疲労しててツラカッタw。

下りも大して早く降りれそうになかったのでちょびさんお先にと。足が死んでるといってた割にはすーっとちょびさんが下っていなくなる。ちょっと岩に腰を下ろして一休み。

さてさてCP2までがんばって下りるかーとは思うものの、下りはだいぶ足がやられてきてスローに。途中、一緒に参加してたNさん(初50K)が女性ランナーを引っ張って結構なスピードで抜いていったのにはちょっとびびった。やっぱり若いっていいなあ、それにぴったり後にいた女性も速い速い。ゴール後そのことを聞いたら、すごい勢いで女性がついてきたので。。。ってその気持ち分かります。負けるわけにはいかなかったんだよね。CP2に着いたらNさん、ちょっとぐったりしてた笑

 

さてCP2到着もここでもう去年と同じぐらいのタイムに。

CP2の場所が今年はちょと先に延びて、去年偶然同級生が応援していたポイントに変更されていました。今年も同級生が応援にきていましたがCP2には同級生の奥さんだけで、同級生は先に行ってなんかしてるとのこと。なんだろうと思いながらもCP2で補給。ここでは水にバナナにコーラと林檎ジュース。着いた時にはコーラとジュースがあったんだけど水浴びして戻ってきたらもう売り切れ。OSJのエイドはやっぱり。。。

バナナは食べれました。ただくるみ餅も受け付けなかったので、ここで飲めなくなった自作ジェルの入ったフラスクを空にして、粉メダリストを投入。まっ黄色ドリンクができましたが、今回はこれに助けられました。一番きっついCP2~CP3。粉メダリストがなかったらやばかったかもしれませんね。そのぐらい飲みやすかったし、クエン酸効果はあったと思っています。

 

さあ、ここからさらにしんどいしんどいCP3までの長い道のりが。

 

つづく