「走ってる人」というキャラクター

走り始めて5年目。

徐々にいろんな場面で、私に対して「あの人は走っている人だ」という認識が広まってきているのを感じる。

  • 今日、ちょっとした用事で娘の通う小学校に行ったら、鉄棒大好き嘱託の先生に「いわきマラソン中止で残念でしたね~」と声をかけられた。
  • 娘の友達のお父さんから「嫁に〇〇さん(私)みたいに走って痩せたらって言われて、、、。」みたいなことをよく言われる。
  • 会社の人に年明け、若干体重増えた様子に見えたら「もうシーズンオフっすか?」と言われた。
  • 妻から、近所の奥さんに「(走っている)旦那さんを轢きそうになった」って言われたと言われた。

などなど。

いろんな場面で「走ってますよね~、すごいですね~」と言われるような機会が多くなってきたと感じる。走る前までは特にこれといった特徴はなかったので、何であれキャラクターがつくのはよいことだと思った。悪いことでなければね。

そういえば自分が中学生ぐらいの頃、住んでいる町にはいつも走ってる人がいた。夜でも昼でも。30~40歳ぐらいの人だったのかな。長距離にまったく興味のない、野球部の部活でランニングさせれるのも嫌いなぐらいの自分にとって、いつも走ってる人の頭の中が全然理解できなかった。何でつらい思いして走ってんだろうって思ってた。それは昔に限らず走ることが嫌な人にとっては当たり前のこと。走っている自分が今考えれば、何らかの目標に向けて走っていたか、健康目的のためだったのか、話ができるのならば理解し共感することができるだろう。

そしておそらくその当時走っていた人が今もまだ走っていることを、会社の休憩時間に事務員さんとの井戸端会議の中で耳にした。「あの人もう70歳だっけ。ずっと走ってるよね、若い時から。いつもオレンジとか明るいシャツ着て。でも最近はほら動きがさすがに年だから。転ばないかときどき心配になるでしょ。」って。

おじいちゃんがんばれって今は思う。その年になっても走っているということは、きっと走ることが大好きなんだろう。仲間だ。面識は全くないけど。何かが変われば感じることも変わるもんなんだよね。そして、自分も70歳まで走れるかな、走っていたいなという感情も湧いてくるぐらい走ることが好きになったんだなと実感する。

 

これからはさらに山とか長い距離を走らんとしている自分はさらに今からプラスされたキャラクターが出来上がっていくのか。変態に近い印象を持たれないかちょっと心配だが。いや変態でもいいのか。

なんだかよく分かりませんが、いずれにせよ、いい趣味を見つけたなと思う。