【OSJ ITAMURO100 30K→17K 】初本格トレイルレース!

初本格トレイルレース行って参りました!

今回は台風の影響で大幅なコース短縮がありました。それが発表された前日ガイダンスの様子はこちら。

tomsai.hatenablog.com

 3,4日前から当日まで、天気のことばかり気になった今回のレースでしたが、当日走っているときには雨が降らず楽しめたレースとなりました。

 

トレイルレースのスタート前

会場までは家から約1時間半。前日に受付は済んでいますので、6時半からの荷物預かりに間に合えば良い。なのですが、今回ひとつ気になったのは駐車場。案内の要項の中の駐車場の図を見ると、会場近くに3箇所あって、そこに停めれないと2kmぐらい先の駐車場に停めるようになってしまう。これが少し気になったのでちょっと早めに行こうと4時過ぎには家を出て6時前に会場に行けばなんとかと思ったのですが、、、。

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どこもほぼ満杯!

みなさん同じことを考えていたようで。それと車中泊っぽい方も結構いた。そんな中、なんとか停められるスペースを見つけて(作って)停車。ちょっと一安心。次回出る時にはもうちょっと早めじゃないと近くには停車できません。

 

さて荷物預かり時間、スタート時間まで少し時間があったので、車の中で準備等をして時間を過ごしてから会場へ。

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徐々に人が集り始めていました。

天気は曇りですが、気温は程よく涼しかったです。なので早々に走れる状態にして荷物を預けました。そこから約1時間はキョロキョロキョロキョロと人間ウォッチング。そして思ったこと。

みんな速そう。

ロードのレースだと地元だし記念にとか、友人に強制的に誘われてとかみたいなランナーも多分にいるのですが、今回はほぼそんな印象を受けず。みんながみんな、締まった体つきやふくらはぎをしていて、これ大丈夫かな、チンタラ走ってたら怒られそうだみたいな雰囲気に感じました。ちょっと気が引き締まる。

 

スタート15分前には開会式が行われ、その後再度簡単に競技の説明に。今回変更になったコースはこちら。

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本来だと上の丸い池の上をさらに登っていくのですが、今回は池で折り返しの約半分、17Kのコースに。そして制限時間がこちら。

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30Kは制限時間3時間なのに対し、100Kは1周3時間、2周目4時間、3周目6時間。前日ガイダンスでは、台風の影響を考慮して大会を終えるのに致し方なく決めた制限時間と話されていて、その報告があったとき会場は少しどよめきました。自分はこの時、このコースがどんなコースなのかまったく分からないんで、その厳しさが全く分からなかったのですが、実際に走ってみたらとんでもない制限時間でしたね、これ。通常の100kmだった時に制限時間は24時間。距離が半分の51kmになったのに制限時間はその4分の1。よく考えたらやばそうだ~。

 

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間もなくスタート。台風のことを考えてDNSした人もいるのかな。初本格トレイルレースなので後ろの方に整列しましたがそこまで後ろにはなりませんでした。まだ天気は大丈夫そう。そしていよいよカウントダウンしてレーススタート!

 

トレイルの登りはすごい

スタートして板室温泉街からトレイルに入るまでは広い舗装道路。ネットでトレイルレースのレポを見ると、トレイルに入る時に一気に道が狭くなり渋滞することが多いので、スタートダッシュすのをよく目にしていた。なので、周りの雰囲気を気にしながら㌔5程度で飛び出す。というか、スタート前人間ウォッチングに夢中で全然アップしてなかったので体が全然起きてない感じ。いかんなあ。

1kmも過ぎればいよいよ温泉街からトレイルに入ります!はじめ狭い裏道を抜けるような細い道で徐々にテンションが上がってきました。周りのランナーも緩い登りはグイグイ進んでいくので、周りの速さに合せるように進みます。

 

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川の水の音を聞きながら気持ちいいなあと思っていると早速渋滞が。道幅が狭く登りが急になってくるところでした。周りに合せて走ってたら写真を撮る余裕なんかないので、この渋滞を機に写真を。というか周りであまり写真を撮っている人いなかったな。

 

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テクテク登っていくと所々ですごい急な登りが。

足場が整地されているところはまだいいのですが、「道ないじゃん!これ斜面でしょ。」っていうところもありました。バランス崩して落ちたら滑落です。そういうところをバランスとってうまく走るのには体感が重要だな、それこそバランスディスクで鍛錬だと思いながら恐る恐る走ります(歩きます)。

登りが緩くなると走り、急になると必死に登りを繰り返しているとあっという間に足が売り切れてきます(笑)もうほんとこれに尽きますね。トレイルは足が売り切れるのが早い。自分の走力、脚力、スタミナ、コース、全部を加味した上でペース設定して行かないとうまく走りきれないと分かりました。はじめのうちはできるだけ周りに合せてと思っていたのですが、だんだんきつくなってくると「合せて」なんて言ってる場合じゃなくなる。セーブしていかないと終盤地獄です。それを悟ってからは後ろの方の様子を気にしながら、積極的に道を譲ることに。後半の下りで挽回してやると心の中で誓いながら。

 

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トレイルの登りってすげえなって思いながらもなんとか登りきり、折り返し地点の沼原池までロードの登り。

ここはがんばって走るぞーと当初は思っていたのですが、意外と傾斜がきつかった。CBSでも日光でも10km、20kmずーっと登りは何回か経験しているので、㌔7ぐらいでも走れればと思っていたのに、完歩。傾斜が緩くなったところで少し走り出すも、すぐ傾斜がきつくなるので歩く。歩く。歩く。きついなあ。

それまで急登してきた疲労ももちろんあり。というかそれ。実際、CBSや日光の傾斜よりちょっときつい感じだけど疲労がなければ走れなくはない程度。なので完全に足がやられてきている。この数キロでガンガン抜かれましたが、歩くといっても「がんばって歩く」ようにしたので、無理に走ってもそんなにスピードは変わらなかったと思う。

 

下りはトレイルの醍醐味!だけど、、、

沼原池の折り返し地点、初めてにして最後のエイドに到着です。

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OSJシリーズのエイドはシンプルと聞いていたのですがそれなりにいろいろありました。この1箇所だけだからかな。

 

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スポドリにコーラ。パワーバーを細かくしたもの(包装紙がとりにくい)。

 

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みそ汁にラーメン(たぶんチキンラーメン)。

 

とりあえず一通りいただき、2分程度でエイドをあとに。

さあこれからはほぼ下り。ここからかっとばすと勢い良く飛び出します。ここからは写真を撮っている暇などありませんでした。トレイルの醍醐味は下り!それを堪能すべく下りに集中します。

帰りは登ってきたロードからトレイルに入り下っていきます。説明会でもこのシングルトラックの下りはフカフカでとても楽しめると思います、といっていた通り、すごく走りやすいトレイルがはじめのうちは続きました。はじめのうちは。とても気持ちよくて、調子に乗って転びそうになりながらもこの下りがゴールまでなら最高だと思いながら軽快に飛ばしていました(自分比)。

登りの分ガンガン抜かしてやるぞと思っていたのですが、一向に前のランナーが見えない。あれー、結構がんばっているのに。いや、みんながんばってるわな。登りでもしっかり走れている人は下りもしっかり走れます。逆に後ろからランナーがやってくる(笑)。やっぱりみなさん速いー。

はじめのうちは「気持ち良い」下りだったのですが、だんだん「気持ちの良くない」下りも出てきます。急な下りです。いや、それだとなんか生ぬるい。急激な下り。落差の大きい下り。飛び降りる感じの下り。です。これには参りました。そんな下りにはロープが張られたりしていて、そのロープをしっかり掴んだり、横に生えている木を掴んだりしないと危なくて降りれません。ロープや木がないところは滑り落ちる。ランナーの中にはグローブをしている人もいて、こんな時はグローブいいなあと勉強になりました。下りは気持ちいいだけではない、危険な下りも往々にしてあるということでした。

そしてその下りで太ももの前部に多大なる衝撃を与え続ける。できるだけ跳ばないようにと思いながらも、やはりちょっとでも段差が高くなったりすると、ポーンと飛んでしまってビーンと衝撃が。前ももやばい、前ももやばいの繰り返し。そしてたまにくる急登で90度近く腰を曲げ、膝に手をやり、ゼエゼエ登る。きつーい。でもなんか楽しーい。内心、「距離が短くなってよかったな、これ」と思いながらゴールを目指します。

 

 

ゴール!完走。

里山を下り、「大きいゴロっとした岩が現れたら間もなく板室温泉です!」とガイダンスで聞いていました。もうそろそろ、もうそろそろとヒイヒイ言いながら下っていると目の前に大きな岩が!

 

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(その岩を見つけたときのイメージ)

 

よっしゃー、もうすぐだー。

後ろから猛追されながらもがんばって下りきり、板室温泉街に入ります。ラスト1km弱はロード。抜かれるものかと、前にいた女性も交わしながら、かつ100Kのランナーが2周目で前から来るのを大丈夫かなあ(制限時間)と思いながら、いつものできるだけゴール前ダッシュ

無事ゴール!

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手元の時計で2時間35分。初本格トレイルレース完走です。

 

那須牛乳、完走者ゼロ、温泉

ゴール後すぐエイドに向かい、那須牛乳をゴクゴク。うまい。

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牛乳飲み放題です。

 

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ソフトフラスクに。なんか味わい半減するような。

 

美味しい牛乳を飲みながら休んでいると、隣には100Kに参加していたランナーが腰を下ろしていました。1周目でリタイアしたようでした。そして「一位の人でタイム、1時間50分ぐらいだったらしいよ、、、」という声が。へえ、そしたらその一位の人が同じタイムぐらいで3周しないと制限時間に引っかかってしまうじゃない。もし自分が出てたら完全に2周目4時間制限に引っかかります。これはトップ選手じゃないともう無理。いや、トップ選手でも無理だったようです。あとでSNS等で見たのですが、2周目の制限時間をクリアしたのが3人、その3人も次のエイドまでの制限時間5時間に引っかかり、なんと完走者ゼロという結果に。気候条件が悪くなると予想される中での、開催するならこの条件でという設定だったようですので致し方ありませんが、なんとなく切ないような気もしますね。でも、ほとんどの人がそれを了解の上、走れるだけでもっていう感じだったので、現場の雰囲気はそれほど悪くはありませんでした。RUNNETレポとかはそれなりに、、、。

 

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牛乳一服した後はお風呂!

スタート、ゴール会場にある温泉がランナー貸切となっていました。汚されると来年以降ダメって言われるらしくブルーシートが。源泉の温度がぬるめで、ゆったりと体を休めることができました。安達太良の時もそうだったけど、トレイル後に即温泉って最高です。

さっぱりした後はすぐ帰路につき、当初の予定よりだいぶ早いお帰りだったので、完走ご褒美のラーメン。

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うまい、塩らーめんの大盛り。

糖質オフはどこへやら。いや、完走したしいいでしょ。

 

サマリー

OSJ ITAMUROサマリーです。

 

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下りでも急な下りは走れない。把握。

 

当日装備

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必携品チェックはなし。救急セットは重すぎ。厳選のこと。10kmちょっとのエイド間隔ならソフトフラスク2個、1リットルで大丈夫か。飲むのはハイドレーションの方が楽なんだけれども、レインウェア入れて救急セット入れてハイドレだとパンパンできついかも。やっぱり救急セット厳選。携帯カップは使わなかった。エイドでソフトフラスクに入れてもらった。行動食はスポーツようかん一つと塩分タブレット2個のみ。距離短縮したし、今回はエイドだけで済ませる節約で。

 

参加賞

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TシャツにPowerBarのジェル、レモンライム味1個。

Tシャツは普段も着れそうでナイス。

 

以上、OSJ ITAMUROこんな感じでございました。

次は1ヵ月後。OSJ安達太良50Kに挑戦します。今度は天気良く走れますように。そして完走してポイントゲットしたいと思います。