速報の通り、日光100kmウルトラマラソンは第3関門でDNF。
怪我とかそういうのではなくて、昼過ぎには家に帰らなくてはならなかったから。第3関門まで43.5km。距離は半分になってしまったけれども、いろんなことを考えながら走った、思い出に残るDNFとなりました。
会場到着、そしてスタート
前日実家でなんだかんだして出発したのが20時過ぎ。それから高速に乗り、車中泊予定場所の日光口PA到着が22時でした。2回目の車中泊。今回は目隠しを自作したりして、前回の車中泊よりちょっとステップアップした空間を作ることができた。駐車場会場が1時30分、スタートが4時半、受付開始が2時半。寝れるだけ寝ようと目をつぶるもののあまり寝れませんでしたね。思うこともあったし。結局2時間ほどの睡眠で会場へと向かいました。
駐車場に到着したのが2時すぎ。天気予報では曇りでしたが、実際は弱雨で肌寒い。
会場が今年は変わって日光霧降スケートセンターに。駐車場はすぐだし、センター内は広く、昨年より全然良い感じでした。ゴールゲートが少し豪華になってて、帰ってこれないと分かっていてそれを見るとちょっと切なかった、、、。
雨でもセンター内が広いので安心。
事前受付をして、スタートまでの間準備。今回は第3関門までなので、ザックは背負わず、ランパンポケットにスマホとエナジージェルを3個だけの軽装としました。準備はすぐ終って、その後センター内をうろうろ。昨年よりほんと全然いいですね。仮設トイレもそこまで混雑はしませんでした。
あっという間に整列。
今回は距離的にフルと同じなので目標はサブ4で。ただ、半分はいろは坂含む、ずーっと登りなので、ちょっと厳しいかなあという感じ。整列していて聞こえてくる進行の声は井上マー。懐かしい。
日光第3関門フルマラソンスタート
小雨の中いよいよスタート!
100km走れないのは残念だけど、第3関門までと決まっていると心に余裕がだいぶありまして。混雑している中でも初めからサブ4ペースで走ります。100km走るなら走らないペース。サブ10のペースだからそれなりに周りのランナーも速そうな人たちばかりで、自分もちょっと速いランナーになった感を味わうことができました(笑)
スタートして間もなく日光東照宮参道へ。
速めのペースの人たちはあまり写真を撮らないことを知る。
10km過ぎてくるといよいよいろは坂へ。
コース変更によりだいぶ元気なうちに難所のいろは坂を登れるようになりますが、もちろん足を使いすぎれば残りで地獄を見ます。今回の目標はサブ4なので、できるだけがんばって登ります。エッサホイサと。きついと言えばきついのですが、3週間前にチャレンジ磐梯吾妻スカイライン(CBS)を経験していると、いろは坂は全然楽です。
全然楽!
CBSは20kmちょっとを標高1600mまで、約1500m程度ひたすら登りますが(地獄)、今回は約15km程度で800mほどの登り。体感半分以下の辛さでした。ただ、今回は距離短縮のサブ4狙いだったので、結構ゼーハーゼーハーしましたが。周りから見たら、そんなに息切れて100km走れるの?と思ったと思うのですが、大丈夫です半分で終りますからと思いながら走ってました。
楽とは言いながらも登りは登りなんでね、サブ4ペースでは走れずですが、それでも平均㌔6分30ぐらいで走りきることができました。しかしながら中間付近で2時間10分ぐらいだったので、これは後半がんばらないとサブ4は無理だなあという感じでした。
後半もがんばって走った
さあ後半はがんばるぞーと思いながらも、がんばって登ったので足は結構重い、、、。やっと平坦に入って㌔530でも結構きつくなってきてしまっていました。
第2関門では去年も食べて美味しかった白あん入りの饅頭を。
そして関門過ぎたらいよいよいろは坂下りへ!
下りは飛ばせるだけ飛ばそうと、下り初めから㌔5切るぐらいで入ります。しかし、いろは坂は下りのほうが傾斜がきついのかな、ガンガン走れば走るほどガンガン膝にくるー。それでもなんとか踏ん張って㌔5死守。しかし、これ私は途中でやめますけどね、周りを走ってるみなさんは100kmを目指すわけです。先ほども書いたように、100km走るならこんな序盤でいくら下りとはいえ、私、㌔5でなんて走りません。良くて㌔6とかで温存します(温存したって最後は地獄)。なので周りがいつもとは違う、速いランナーさんたちと走ってるような感覚はありました。周りのみなさんはここからまだまだ走るんですからね。本当になんか自分も11時間を切るぐらいのレベルで走っているような気がして楽しかったです。速くなりたい。
ガンガン下る=ガンガン膝にくる。
走り方も悪い。
下り終える頃にはかなり膝がいたぶられた感が、、、。
その影響で37,8km過ぎから㌔5前半も厳しく、サブ4ペースがやっとでした。
第3関門ゴール!
いろは坂を終えると東照宮をもう一度通り、第3関門まではもうすぐです。
道中は大好きだったばあちゃんのことをたくさん考えて走りました。途中、考えすぎて涙も出てきました。しかし泣きながら走ってはいけませんね。呼吸ができなくなります(笑)
東照宮を過ぎて第3関門が近づいてきます。
フルなんてあっという間だなあ。ちょっとそう思えるぐらいの長距離耐性は付いてきているようです。フルすぎたところでガーミンを見ると4時間10分ちょっと。サブ4ならず残念。
さてさてきました第3関門。
本来であればここで一息、レッドブルとかキメてからのここからがウルトラだ!と意気込むところですが、ここでそっとガーミンのストップボタンを押しました。
サマリー。大峠走といった感じ。
トイレ3回、長い信号待ち2回、そしていっぱい登ったわりには早く帰ってこれました。100kmの中だとあっという間の43.5km。ここで私の第2回ウルトラマラソンは終了となりました。ほんと直前にいろいろあったので、100パーセント楽しめたかと言えばそうではありませんでしたが、少しでも走らさせてくれたことに感謝し、ばあちゃんと共に走った思い出に残る日光ウルトラマラソンとなりました。
次回は「DNF後のちょっと寂しかった道中」を書きます。