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2nd皇居ラン

日々の練習

急遽東京出張が入りまして。

急遽だったもんでホテルを探すのに苦労するかなーと思ったが今回はそうでもなかった。先月頭に初の皇居ランをした時に、皇居に近いビジネスホテルをこれでもかとネット検索してたので、大体のあたりがついており順番に空きを探すだけで。今回は少し離れたが東銀座の宿からの皇居ランと相成りました。

https://www.instagram.com/p/BMCkBv0huC2/

もうすぐ夜明けの銀座を横目に皇居を目指す。天候はだいぶ暖かい。福島ではもう朝はかなり冷え込み、息も白くなる。出張の帰り、福島駅のホームに降り立ったら寒くて震えたぐらい。東京は暖かい。東銀座から日比谷方面へ向かう。日比谷方面から皇居コースに入り2回目の皇居ランスタート。

https://www.instagram.com/p/BMClhHMh11_/

朝からそこそこの人が走っている。今回は2回目なので気持ちの余裕もあり、かなり自然にランスタートできた。1回目の記事はこちら。

 

tomsai.hatenablog.com

 

勝手にバトルラン

今回は2周気分良くと決めていた。先日の日曜に計画性の全くないフル距離を積んでしまったが、ダメージ少なく回復も早かったので、週頭から走っても良かったのだが、なんだかんだで走れず3日ランオフに。3日空くと走りたい欲求も強くなるので、オフ明けの感情が高ぶるままに、今回は皇居だし気分良く行こうと決めていた。初めの1km、気が赴くままにキロ5分半でスーっとスタートすると秋の爽やかさが頬にあたって気持ちが良い。左に緑と皇居、右に都会のビル群とここでしか有り得ない景色を堪能しながら、オフ明けの足の軽さと心の軽さで自分なりに軽快に走っていた。

竹橋に差し掛かり、ここから上りだと若干身構えた時、右から「ソーリー。」の声と共に大柄な西洋人が追い抜いてきた。こっちは随分気持ち良く走っていたので後ろからの気配を感じれず少し驚いた。竹橋過ぎると道幅も少々狭くなる。「おっと。」と言いながら手を上げごめんなさいねと意思表示。抜かれる瞬間は結構なスピードかなと思ったがそうでもなく、なんとなく、なんとなく突発的にこの外人さんに負けたくない気持ちが芽生えた。その後ろ姿から身長は約190cm、幅は細くもなく太くもなく。すれ違いざまに瞬間的に頭に思い浮かんだのは、往年のNBAバスケットボール名プレーヤー、ラリーバード。今から20年以上前、スラムダンクブームからのNBAブームがあったあのころの選手だ。顔は温和な柔らかい感じだがいぶし銀のプレーを見せる名選手。

ラリーバードについていく。後から見るにそこまでマラソンが速そうには見えなかった。ただ、その大きな体格ゆえに私とのストライドの差は歴然で、抜かれながらも5mほど後ろで食らいついている私はそこそこのピッチで足を回している。親と子、その位の差。体格に恵まれるというのは羨ましいことだと痛感する。ただ昔から日本には柔よく剛を制すということばがある。体格ですべてが決まるわけではない。小さいものが大きいものを倒す、そんな気概が日本人にはあるのだ。(この無駄な闘志は私自身の勝手な妄想によるものであることを断っておく)

半蔵門を過ぎ下りへ入るとラリーのペースが少し落ちた。その体格だと下りがきついか。大きすぎるあまり下りは膝への負担が大きくしんどいやつか。人は体重が増えすぎるとまず膝を痛める。よしよし、下りは不得意かと、こちらは無駄に頑張るわけでもなくスムーズに差を縮めかわす。今度は私が「ソーリー。」と軽く左手をあげ追い越す(ソーリーとは書いたが小心者なのでボソボソっと言った感じで)。抜いた後のラリーの表情は分からない。が、そのあともやや後ろで気配を感じる。大手門をみる視線のまま後ろに目をやると5m後ろにラリー。ついてきた。ラリーがそれまでどれだけ走ってるか分からないし、どこでコースを抜けるかも分からない。ちょうど一周回ったところで抜いて私の中では勝利だった。が、後ろにラリー。これはもう一周くるなと感じた。抜くまでずっとラリーの背中を追ってたのでペースを気にしてなかったが、キロ4分40程度で走っており、私にとってなかなかの負荷だ。

2周目の竹橋に差し掛かる。ここから上り。キロ5分切っては私の力では行けないだろう。ラリーが近づいてきた。上り中ほど公園付近で右から「ソーリー。」やられた。しょうがない。私は必死に食らいつく。結局上り区間、私は5分ジャストで走っていた。これは結構がんばったペースだ。ラリーの背中は少し遠くなったが、あいつは下りが不得手。下りで挽回できる。2周目の半蔵門から下り。やはりラリーの背中が近くなってくる。よし。こいつはいける。ラリーを下りきったところで捉えて、日比谷口2周目でゴールだ。ふと時計を見たら10kmPBペース。ラストスパート。ラリーの背中だけを見つめて。

桜田門が見えてきた。行ける。さらに一段ギアを上げる。息も上がる。よし、今だ。ゼーゼー言いながら渾身の「ソーリー。」を、と思った瞬間、ラリーは桜田門方面へ入って行ってしまった。あれ、一周目はそのまま日比谷方面、祝田橋方面へ行ったじゃない。もう一周ぐらい走るんじゃないのー。肩すかし。ああ、ソーリー言いたかったーと思いながらそのまま日比谷方面へ抜けて、ガーミンストップ。ほぼ10kmPBだった。まあこれはこれでよし。ラリー、サンキュー。いい練習ができたよ。

人は人と競争するといろんな気持ちが芽生え成長できることを実感した。いつも一人で練習しているが、こうして誰かと同じ目的で練習できれば、それはそれでとても楽しそうだと思った。ランニングクラブなんかはそういうことだろう。

朝7時、ランニング開始から1時間。東京はさらに動き始めていた。